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　ＴＲ社男子寝室。
　ベッドで寝相悪し、シオン、ついに目を覚ます。
　シオンが欠けている間仕事がなく、ついにカラ飯とタクアンの食事。アヤセも免許証をなくして運
転代行ができなかったという。
　「おれ、もういい。ごちそうさま」寝室に一人戻ったアヤセ、彼のポケットにはなくしたはずの免
許証があった。

　ロンダーズ。
　ゼニットを撃って喜んでいるギエン。
　「破壊だ！死だ」ファミリーにも明かせない秘密の計画に悦に入っている。
　街では、クビに痣を残して次々と苦しむ人々。
　ヘルズゲート囚エンボスの仕業。エンボスはレダーウィルスという死病を持っている。
　「青い血！」エンボスの血の色におどろく小２娘。
　「あ、おいち！」言うかな？と思ったら期待通りに使い古しのギャグを口にするかみさん。
　「血で感染するのか？」
　「１２月１日国際エイズディが想定されていて、でも子供番組だから全面には出さないっていう微
妙な作りってわけかね？」今日あたりうちの職員室では養護教諭から赤いリボンが配布されていた。
　３０世紀にはレダーウィルス用のワクチンが開発されているが・・・・。
　ＴＲ社を目指してパルス通信が入る。注意を払って回線をつなげるＴＲ社。
　「お？」とかみさん。
　「来た！？」とわたし。てっきり緊急事態に３０世紀のリュウヤ隊長がアクセスしたきたのかと思
った。
　しかし以外にも相手はドルネロ。ギエンのやり方を快く思わないドルネロはワクチン開発にからん
でレダーウィルスに抗体を持つ自分の血を買わないか？と呼びかける。
　「ギエンの落とし前は後でつける」
　「このあたりずいぶん前からくすぶっていて、なかなか火がつかないねえ？」今日はゆうま小では
１年生とゆうま学級との合同やきいも大会。もらってきた蒔きがしけっていて、なかなか火がつかな
かった。ロンダーズには内紛はとうとう起きないのだろうか？
　「意外な展開だけど、子らに分かるかねえ？」毎週子らには難しいと思われるタムレンのストーリ
ーだが、親の心配をよそに、子は毎週見入っている。
　「このままじゃ儲けにくいからな」
　「銭の亡者なのか、ドルネロ？それともカーレンのゼルモダ総長のようにいい人路線を歩んでしま
うのか？」ユウリの家族殺害のからみがあるから、いい人になりきれるわけはないなあ。
　「やるしかない」アヤセは乗り気。
　「ＣＧＫＫに協力を依頼しましょう」ユウリは即決した。
　「おれが行く」タツヤを押しとどめ、アヤセがナオトとのアクセスにのぞむ。
　「アヤセとナオトってキャラがかぶるねえ」そう、かみさんは最近掲示板を読んでいない。２人の
キャラ設定についての心配は掲示板でずーっとみんなが心配していることだ。

　ＣＧＫＫ。
　「滝沢！話がある」
　「なるほど３０世紀のウィルスか」ナオトはタムレンの４人とロンダーズが３０世紀から来たこと
をだれにも話していない。
　「頼む」交渉の資金の捻出とワクチンの開発のシステムの借り受けとをＣＧＫＫに頼らざるを得な
いアヤセたちだが、アヤセは頭を下げてまで懇願する。
　「やっぱり力は必要だろ？」
　「これをナオトに言わせたかったのね？」そう、これこそナオトのアイデンティだ。
　「確かにな」いったんは認めるアヤセ。
　「でもそれだけじゃ生きられない」
　「そう、アヤセはそれ以外のために「生きよう」とか、「生きてほしい」とか考えているんだね」
これもアヤセのキャラを立てるいいセリフ。
　「初期のアヤセのキャラをナオトが引き継いでいるっていうことなのかなあ？」と分かったような
ことをいうかみさん。
　「いや、アヤセは第１話のタツヤの言動ですでに感化されている。対レッド＝タツヤという観点か
らは明確に２人のキャラは異なっているよ」そういう意味では多くの戦隊で取り入れられていた、
　ブルーはレッドのライバル
という図式よりも、
　ブルーとレッドは親友
というイメージが最初から作られているから、だから通常のブルーとならかぶってしまうタイムファ
イアー＝ナオトの出る幕があるっていう分析になるのだろうか？
　って、分析っていうより、ただの乾燥なんだが、いや、感想なんだが、わたしはこのタツヤとアヤ
セの関係が好きだ。
　「ドルネロ人間体のおっさんってとてもハマッていて、いいねえ」これだけ人に語らせておいて、
かみさんはちっとも聞いていなかった。
　「うん」わたしはしゃくだから答えてやらなかったが、小２娘が代わりに答えていた。

　取引現場。
　「ねえ、ユウリたち変装しないとドルネロたちにバレるんじゃない？」今日のロンダーズとの通信
の仕方を見て、後方支援組織を持たないタムレンのもろさを感じたか？小２娘は慎重論を唱える。

　ＣＭ。
　「今日はおれたちが出てるよー」後楽園遊園地野劇生タムレンショーの告知。
　「かっこよかったよねー！行ったんだもんねー！！」はるばる東京までつれていった親への恩を刷
り込もうとたくらむかみさん。
　「うん」と小２娘。
　「シュンシュンがかわいそうだったんだよねー」と５歳せがれ。さて、問題です。シュンシュンと
はなんのことでしょう？正解は後楽園遊園地で！！

　金と交換に抗体を持つ自分の血液を採るドルネロ。

　「みんな死ね！」エンボスは人々を道連れにしようとしている。
　「残念だね、死ぬのはおまえだけだ」ドルネロがワクチン作成に走ったのを察知したギエンはとか
げのシッポ切りにエンボスを見捨てる。
　「あ！本当にお金だ」小２娘。
　「あ！本当に血を採っている。ドルネロっていい人じゃん？」みんなそう思っているかもしれない。
　「でもなあ」ドルネロとギエンが別組織であればいい人かもしれないが、これはテロに屈したこと
にもなるなあ。
　「バクダンを現金ケースにしかけたぞ、動くな！」逮捕に向け罠をしかけたナオト。
　「こっちだって血清はバクダン入りだ」ロンダーズ。双方痛み分け。
　「分かっているのか！このスーツケースには数百人の命がかかっているんだぞ！！」人命優先の立
場からナオトの行動に憤るタツヤ。
　熱血タツヤより早くナオトをなぐったのはアヤセ。

　ワクチンを作るため研究所に急ぐアヤセ。現場に落としたのはなくしたはずの免許証。運転をため
らうほどアヤセの体調が悪化していることを知るタツヤ。
　「タック、アヤセを守ってやってくれ」タツヤの叫びの意味を考えるユウリ。
　「ネタばれか？ついにアヤセの病気が残りの３人にも伝わるのか？」物語は風雲急をつげてきた。
　緊急システム発動。
　「ひょっとして、アヤセの代わりに乗っちゃったりしない？」最近のタイムファイアーの共同作戦
を考えるとＴＦがタイムロボに乗り込む日もあるのかと思ってしまったわたし。
　でもそんなことはなかった。

　雨の中、発作をこらえ研究所に走るアヤセ。
　「早く圧縮冷凍しちゃって！！！！」小２娘は叫んだ。そしてタツヤたちにアヤセを守ってほしい
と願った。

　圧縮をしませ、アヤセの無事を祈り、走る４人。
　しかし研究所を前に雨の中倒れ、動かないアヤセ。
　愕然とするユウリ、ドモン、シオン。
　立ちつくすタツヤ。
　さらに遠くから５人を見守るナオト。
　「うそ！？ここで終わっちゃうの？いやだ！！終わらないでよ！！！！！」小２娘はここでも叫ん
だ。