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　「Ｎゲージがしたいよー！！」さけんでいた５歳せがれであったが、７時２７分のアイキャッチが
入るとテレビの前にやってきた。しかし通過して
　「ジョジョジョー！！」タムレン視聴前恒例のトイレタイムに入ったらしい。
　ビデオストップ。

　「ねえ、ぼくこれ食べたい！！」もどってくるや保育園でもらってきた千歳飴をねだるせがれ。
　「痛い・・・・・・・」あわてて部屋に入ってきて、あしの小指を柱にぶつけたらしい小２娘、声
を殺して泣いている。
　ビデオストップ。

　「１年に１回の睡眠だと長そうね」
　「いえ、１週間くらいですから」ハバード星人シオンに年に１回の眠い時期がやってきた。でもテ
レビが見たくて眠りたくないシオン。
　まくらを持ってタツヤ。
　食料を持ってドモン。みんなシオンの眠りのことを心配している。
　制作費を使い込んだ映画監督の素行調査依頼。
　「ぼく大ファンなんです」シオンは積極的で、役者としての潜入をすることになる。
　「なんだ！ユウリは白じゃあないんだ」忍者姿の５人を見て、でもユウリが鶴姫カラーじゃないこ
とを残念がるかみさん。
　カクレンを思い出させる５人は忍者姿。
　「おがたしんごさん、サインもらっていいですか？」主演俳優にサインをねだるシオン。
　「いつものサインください、ピ！！じゃないんだね」それどころか用紙も破り取ったような紙片だ。
　身構える５人。
　「あ！！今のポーズ、カクレン入っていたよね、ね！ね！ね！」忍者姿ならなんでもカクレンに持
っていきたいかみさん。
　「そうかあ？」と言っておきながらも我々夫婦の間ではカクレンは高得点だ。
　気づくと真剣で襲ってくる出演者たち。
　「いやーー！タツヤのアクションはいつ見てもいいねえ、毎週見たいねえ」かみさんはタツヤにつ
いても高得点を掲げている。

　番組タイトルは「タイムレンジャーの最後」監督は魂の活動や、グロカン。
　ゼニットに襲いかかられ、タムレンは装着変身。
　しかしシオンは乗り遅れる。
　「カット！！もっとピンチになってから装着しないとね」グロカンは厳しい。
　カーチェイス。マシンガンで襲われる５人。
　「シオン、まだ寝ないで」ユウリが叫ぶ。
　敵の撃ったバズーカの弾は不思議と敵に戻る妙な世界が繰り返される。
　「あ！ユウリかわいい」と小２娘。ユウリはチャイナ服だ。
　「ユウリ似合っているね」とかみさん。ユウリの株はいつでも高い。
　「タツヤはいい体してるよね」自分が身長に不満があるわけではないが、男優さんなら背が高くな
いとかっこいいと思えないわたしは、タツヤのことを気に入っている。
　「この人たちみんなジャック？」かみさんは素面のアクションスターたちの素性を知りたいらしい。
　「でさ、タツヤが一人上半身裸っていうのは、体見せたいわけかな？」この女は素直に「かっこい
い」とは言えないらしい。
　次は室内でモトクロス戦。病院で戦う５人。
　「仮面ライダーしているわけ？」好評なクウガのパロかしらと思うかみさん。
　「いえいえ、答えはＥＴでした」５人は空に舞い上がった。
　「映画だからか？しかしこれを見ているよい子たちにはＥＴなんていっても分かんないよね、若い
お父さんお母さんでも分かんないんじゃない？」急にふけこんだようなことを言い出したかみさん。
　「それにしても子らはしゃべらないで、見入っているね、母さんばかりしゃべっているよ」それは
きみがタツヤが好きだけど、シオンのキャラにぞっこん参っているからでしょう？
　「わたしもシオンが好き！あとはユウリかな？」８歳から３５歳までも味方につけたシオン強し！

　ＣＭ
　ブイレックスロボ。
　「あ、あれほしい！」急に口をきいた５歳せがれ。
　「ビッグトーマスじゃないの？」牽制するわたし。
　「ほしい！！！」強攻に５歳せがれ。
　「えー！サンタさんにビッグトーマスお願いしますって頼んじゃったよ」トーマスはブイレックス
ロボの値段の半分にもならない。

　カッチィさんの他にもブイレックス買った人ってどれくらいいるんだろう？あるいは今年のクリス
マスにブイレックスをプレゼントする予定のご家庭は強気？裕福？意地？
　「あれ？前に確か？」圧縮されたはずの囚人が登場、ピンチについに装着変身。しかしシオンはし
くじる。変身できない。
　苦戦。
　「みなさん、ぼくのために・・・」
　「あなたには指一本ふれさせないわ」カツゼツはなんだが、シオンをかばって戦う４人。シオンは
感動。
　グロカン巨大化。
　「自分の映画にワンシーン出るのが趣味でね」だれのことだ、それは。
　「ビ───────────────────────ム！！！！！！！！！！！！」ブラウン管
を走るカタカナ！
　「やっぱりカクレンだよ、この乗りは」喜ぶかみさん。
　「ビーーーーーーーーーーーームだって！！」さらに喜ぶ５歳せがれ、大受け。
　ナオト急に登場。
　ボイスチェンジ。
　「ブイレックス！」登場。
　さらに、
　「あー！来た！！！」喜ぶ小２娘。
　「プロバイダスだよ」大喜びの５歳せがれ。
　「おまえ、来ちゃってどうするの！？」かみさんはこの日を、プロバイダスが戦闘に参加してくれ
る日が来るのを待ち望んでいた。
　「プロバイダス、自分のおしりたたいて来たねえ」うれしそうに小２娘。
　「ボーンだって」大喜びの５歳せがれ。
　しかしロボたちは苦戦。
　ストーリーは帰られないと強気なグロカンだったが、しかし脚本の最後のページがない。
　シオンがサインをもらうために破ってしまったのだった。
　「ぼく最後に役に立ちましたね」控えめにうれしそうなシオン。
　「シオンが役に立たなかったことなんてないわ」そう、シオンっていつでもいいやつ。
　「どうしよう！プロバイダスが３０世紀に帰らなかったら、もうだれも来られなくなっちゃう」か
みさんはまだプロバイダスの心配をしている。

　「タイムアップ」
　「あれ？シオンが言うのかよ？」小２娘は違和感を感じたらしい。すると・・・・。
　「タイムアップ」こちらはＴＲ社のソファでシオンの寝言。
　「夢でも見ているんじゃない？」ユウリ
　「みなさんの仲間で本当によかったです」夢でも仲間をおろそかにしない男、シオン。
　「夢だったってかよ？安易じゃないか！！！」抗議を始めたかみさん。でもきみが番組中提起した
数々の疑問にねじれを残さないためには夢だったらうまくいくじゃない？