〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
　「なに？今週は「病院のよいこたち」が出演するらしいぞ！！」すんごい登場人物名にぶっとんで
喜ぶわたし。
　「そうか？シオンも昔は病院のよいこたちみたいなものだったが、えらくなったもんだ。でもよい
こたちの中では偉い方だったんでしょう？」そう、かみさんが言う通り、かつてシオンは重甲ビーフ
ァイターに子役で出演していた。
　「おー！！調べられてる、調べられてる！！」タイムファイアーは現代科学の基、徹底的に分析さ
れているのだった。
　「あんなカッコのままＣＴスキャンに入るなんていやだなあ」ナオトは装着したまま検査されてい
る。
　「そうだ！まだ今年の人間ドック、日取りを決めていないぞ！去年の胃カメラですっかり意欲をな
くしてしまった」胃カメラは金属の味がして、すごくまずかった。
　ナオト＝タイムファイアーはスキャンから出てくると生身に戻っている。
　「Ｖコマンダーの未知の力を解明しなくっては！」ＣＧＫＫの研究班。
　「ジンマシンが出るんですよ、きれいごとには」ナオトはクール。
　受付では待ち人、タツヤは土下座までしてナオトを病院に連れていく。
　「お兄ちゃん、タイムファイアー連れてきてくれた？」明日に心臓の手術を待つ少年。
　「もうすぐ来るからね」少年を勇気づけるためにナオトを説得するタツヤ。
　「え？そんなところで変身する気？」そう、ナオトならできるかもしれないけどね。
　「絶対手術なんてしない」少年はこわがっている。
　「ズズツって言ってたね、たどたどしいもんだ」かみさんは少年のカツゼツまで話題にしている。
　「シュジュチュはいやだって言っていたよ」こっちにもカツゼツが回らないお子さまがいた、そ
れは５歳せがれ。
　「おれたちも励ましたんだけどね」実はタムレンも５人で装着変身して病院を訪れていたが、少
年はタイムファイアーがいいという。
　「なんだなんだ！こんなの出てきたらみんなビックリするぞ」それはそうだろうねえ。

　「手術なんていやだ！！明日なんかこなければいい！！！」

　都内の病院のコンピュータがハッキングされ、入院患者が危ない。
　ハッキング元へかけつけるタツヤ、ナオト。
　「オー！！今週はＷレッドだぜ」ナオトは気にいらんが、でも両レッドの揃い踏みはやはり見るも
のをわくわくさせる。
　「いかんなあ、タツヤは嫌いってことにしておこうと思っていたのに、こんな簡単に気持ちがゆる
んじゃうんじゃあ」みなさんはどうでしょうねえ？

　老人はハッカーユーゲントの変身。
　Ｗレッドの装着変身。
　「ドイツ人らしい名前の割にはミーとかユーとか言っているねえ」大学では語学専攻のかみさん。
でもこんなことは英語教師でなくったって分かるわい！
　「ほら！今変身につかうブレスに電気の火花が散ったよ」どうやらナオトのブイコマンダーに異常
が起こったらしい。
　撃たれたナオト、すっかり気後れした彼は気がつくと再びＣＴスキャンから出てきた。

　物語は再生されていく。
　「元にもどっちゃったね」そう、最初５歳せがれはビデオテープの不調かと思ったようだが、凝っ
たストーリー展開だと理解できたようだ。
　「この男の子見たことがある、子の後非常ベルがなって・・・」おびえるナオトの思う通り現実が
進んでいく。老人の小屋へ飛び込むナオト、装着変身。
　「すっかり大人用の作りだよ、明日が来ないからって、今日が繰り返されていくなんて」とかみさ
ん。
　「おれたちはあいつに勝てん」おびえるＴＦ＝ナオト。
　そしてまたＣＴスキャンの場面にもどる。すっかりうろたえるナオト。
　「ナオトはチャレンジャーのようでいて、しかしタツヤの方にこそチャレンジャー精神が旺盛にあ
るっていうことかあ。タツヤはめげないもんなあ」シオンとタツヤは完全に前向き人間だなあ。

　ＣＭ
　「おー、ちょっとすごいじゃない？」ＣＭからのもどりのアイキャッチにユウリが大きく出ていた
のがご満悦なかみさん。
　「なんでここにいるんだ？」
　今度のナオトは公園で悩んでいる。
　「ねえ、同じ日のはずなのに」小２娘はストーリーの綾を理解したようだ。
　「ＣＧＫＫに行ってもいなかったからさあ」突然現れるタツヤにおどろくナオト。歴史から逃げよ
うとしたが、彼が悩んでいた公園は実は例の病院の前庭だった。うろたえて逃げるナオト。しかし行
き着いたのはユーゲントの潜む小屋。
　おびえるナオト。
　立ち向かうタツヤ。
　「早くタイムファイアーになって戦うんだ」タツヤ。
　「いやだ」ナオト。
　「生身で受けたら死ぬって」いつのまにかかみさんもナオトサイドのものいいをしている。
　ナオトへのとどめの一撃を、しかし今度はタツヤ＝タイムレッドが身を挺して防ぐ。
　「タツヤは我が身を挺して防ぐっていうアクションが多いなあ」宮沢賢治みたいな男だと思ったわ
たし。
　「運命なんて自分次第で変われるものだろう」タツヤ。
　「未来を変えちゃいけないという前提のタイムレンジャーの一員に「未来は変えるもの」っていう
主義の男がいるんだからおもしろい。今掲示板では「ユウリ２０世紀残留説」だとか、「タツヤ＝リ
ュウヤ隊長説」だとか、いろいろ出ていて、でもみんな最後には「でもそれじゃあ歴史が変わってし
まう」っていうパラドックスに落ち込むけど、タツヤにはそれはタブーではなくなっていってしまう
んじゃないかなあ」最終回での４人との別れは必然だと思い、悲恋を想像していたけど、けっこうハ
ッピーエンドになってしまいそうなタツヤのキャラ設定だと改めて思うわたし。
　「真剣だよ、２人とも指をくわえて見てるよ」そう、小２娘も５歳せがれも呆けて見ていた。
　ついにナオトも思い極めた。
　「タイムファイアー」装着変身。
　「脱ぐもんがねえぞ」毎回の装着のたびナオトは帽子をとばしていたが、今週は事前のアクション
で帽子は脱げていた。
　「おっこっちゃったんだよ」小２娘。
　「ほー！６人で戦っているねえ」ナオトを加えて６人が同じサイドに立ったのは初めてだろうか？
　「ナオト、やつの電子頭脳をこわすんだ」
　「ほー！タツヤからの支持通りにナオトが動いていますぜ」ツープラトンの攻撃が決まった。
　「やっぱり大きくなったね」小２娘はユーゲントの巨大化が残念そう。
　「どうなってほしかったの？」かみさんは３０分の間に何回かだけ母親らしい問いかけをする。
　「えーっとね、小さくなってほしいの」
　「そうだよね、毎回毎回巨大化されてるんだから、ちっとは戦い方を考えてほしいよね」そんなこ
とを言ったってねえ。

　ロボ登場。
　「タイムシャドーの電子頭脳がハッキングされる」
　「ロボ戦になったら急にあきたみたい」小２娘は母親に甘えに行ってしまった。
　「違うよ！プニプニしながら見ているよ」かみさんの脇腹の肉をにぎりながらロボ戦を見る娘。
　そして今度はテレビ直前まで進んで食い入るように見ている５歳せがれ。
　「ほら、巨大化しなかったら弟彦がかわいそうじゃないか」この兄弟の見たい場面は全然違う。
　「今週は３人で戦ったね」圧縮冷凍を終えたロボは３体で揃い踏み。せがれはとても満足そうだ。

　ついにタイムファイアーが病院にやってきた。勇気をもらって手術室に入るタイジ少年。
　そしてドモンを踏み越えながら病院のよいこたちがタイムファイアーに殺到していく。
　「助けてー」ナオト＝タイムファイアーのニヒルさが音をたてて崩れていった。