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　「弟彦！自分の席にすわってください」タムレン視聴の準備を進めるかみさん。
　「ぼく、疲れたよ！」ロボ戦ははるか遠く、５歳せがれの意欲は高まらないまま、なかなか腰を上
げようとしない。
　「ねえ、シャドーベータの撃つやつ、１２回撃たなくっちゃならないんだね。１１回で弾切れにな
ったらどうしよーねー？」小２娘は相変わらず分析的だ。

　太田社長を襲う男。ロンダーズの影が・・・。

　ＴＲ社。
　「バラのつぼみ」というキーワードから浮かび上がった暗殺者アベル。彼は元インターシティ警察
捜査官だった。

　第三総合研究所。
　「なんだ？第三って？第一と第二はどうなってるんだ？」前からこのタイトル出てました？みなさ
ん？
　方針説明をするナオト。
　「二重アゴのやつがいたぞ！警備会社は身軽じゃなくっちゃね！！」この間まで二重アゴだったく
せに強気なかみさん。

　スナイパーに化けてユウリ。撃たれたのはタツヤ。のんきに目撃者役のドモン。こうして暗殺者組
織にアクセスする既成事実を作ろうとするＴＲ社。
　「おーー！！はまり役じゃん」ドモンも味が出ている。

　バー。
　「あちらのお客様からです」バラのつぼみをちらつかせるユウリに暗殺組織から合図が出た。
　「仕事の依頼じゃないの、仲間に入れてほしいの」殺人犯仲間として組織に潜入を試みるユウリ。
　「明日の朝ボスに会うわ」

　ロンダーズアジト。
　暗殺集団の力でもうかると喜ぶリラ、ドルネロ。
　やはり破壊だ、破壊が足りないとあきたらない思いのギエン。

　倉庫。
　ボスに会うユウリ。相手は暗殺者アベル。
　ユウリに対するストーカー行為で警察を首になったアベル。
　「ぼくは君を追いかける代わりに、君に追いかけさせようと思ったのさ」アベル。
　「うまい、このセリフ、ストーカーの心理をついているのかもしれない」やけに感心してしまった
わたし。
　「クロノチェンジャー」ユウリ装着変身。
　「きみの行動パターンは読める。いつもきみを見ていたから」
　「このセリフもうまいかもしれない」技の見切りはよくあるパターンだが、この見切りの理由付け
はうまいと思うわたし。
　「スーツきていても麻酔が効くのか？なんでだ？」つっこみを入れるかみさん。
　「さっきのなに？おやすみっていってたよ？」おやすみっていったら親から聞くやさしい言葉だと
思っている小２娘には難しいかもしれない。
　拉致されるユウリ。

　現場についてらユウリはいない。いらだたしく吠えるタツヤ。
　「発信機があんな場所に・・・」今週はやけによく見ている小２娘はＣＭ直前のシーンも見逃さな
かった。
　「よく見ていたね」一応ほめるかみさん。
　「それにしても今週のストーリーはお父さんたちむけかねえ？」っていっても我が家のお父さんが
ストーカー的なわけではない。

　ＣＭ
　「買えたら買ってよ、お母さん」タムレンジャンバー、自分の分がないのを実は気に病んでいた小
２娘。
　「あれ、売ってるんじゃないんだよ。プレゼントなんだよ」去年の５５５ジャンバーは後楽園で売
っていたが、我が家がたどりついた時にはとっくの昔に売り切れていた。

　病院。
　「このままじゃ持久戦だ。もっと警備しやすい病院に移そう」ナオトは陽動作戦。

　アベルのアジト。
　「君もぼくと同じ犯罪者になればぼくといっしょにいられる」一方的なアベルのやり方。ユウリを
あやつって暗殺者に仕立てようとしている。
　「こんなもの子どもは理解できるのかな？でもよく見ているね、今週は」そう、確かによく見てい
る。
　「あ、ほら！同じ顔、同じ顔」そう、口を半開きにして、姉弟は同じ顔つきで見入っていた。

　「ユウリになにかがあったらあなたを許さない」アベルとぐグルになっているバーテンにつめよる
タツヤ。今週のタツヤはいらだっている。

　ライフルと構えるユウリ。
　我が手をガラスで傷つけて、覚醒させ、タツヤに連絡を取る。
　連絡は不十分だったが、タツヤの推理で現場へ走る４人。
　「分かる？このストーリー？」母親らしく娘にチェックをいれるかみさん。
　「むずかしいことは分からない」いいところで話しかけてほしくないらしい小２娘。
　「お願い！止めて！タツヤ！」祈るようにタツヤの名前を呼ぶユウリ。しかし意志に反してその指
は引き金を引いてしまう。
　飛び出る弾丸。
　身を挺して弾丸を止めるタツヤ＝タイムレッド。
　「無駄なことを」当然搬送されるけが人はナオトのしくんだマネキンだった。
　「ナオトは正義感だけでタツヤが体で弾丸を止めたと思っているんだろうね」そう、今週はれっき
としたラブロマンスだ。
　「おまえはちっともユウリのタイプじゃねえだろ」
　「ドモンの一言が必ず入るねえ」緊張感あふれる対峙の場面でドモンの光る一言に感心するかみさ
ん。
　「いいパターンになったね、戦いが始まる直前のドモンの一言つっこみ」こういうお約束は楽しい
し、うれしい。
　「圧縮冷凍して頭を冷やしてやる」ユウリ。
　「暗殺者がいたんじゃやってられないからね。タイムファイアー！」ナオト装着変身。
　「アサミ、さっきのはかっこよかったぜ」とナオト＝タイムファイアー。
　「こらこら、待てよ。そんな簡単にタツヤをほめちゃっていいのか、ナオト。いつか
ら君たち認め合う関係になったんだ！？」展開が早すぎると思うのはわたしだけだろうか？
　「フェイダーソード」これ、なんて言っているの？
　「かっこいい」うっとりと小２娘。ほら、娘が早くもナオト支持を表明しちゃったじゃないか！！
　「ユウリと離れるくらいなら・・・」アベル巨大化。
　「タイムゲートオープン」
　「シャドーベータ」
　「おいおい、まだタイムシャドー来てねえだろ」小２娘のつっこみ。
　「おー、ようやく来たか」
　「よく見ているねえ」今週の５歳せがれはストーリー部分もよく見ていた。
　「でも今度は姉ちゃんが行っちゃったね」ロボ戦に入ったら水を飲みにいってしまった小２娘。
　「ボイスフォーメーションだって。ブイレックスロボだよ」急に口をききだした５歳せがれ。
　「ユウリ、そんな男たちから早く離れろ」
　「好きだったメガシルバーは出ない週があったけど、タイムファイアーは毎週出てくるよね」いい
とこ取りのナオト＝タイムファイアーを許したくないわたし。
　「プレッシャーカノン」
　「なんだ、１３回も撃つのか」台所からもどってきた小２娘。
　「タイムアップ」今週はユウリ。

　ＴＲ社。
　「暗殺グループは壊滅か」アヤセ。
　「今度の事件はロンダーズだけのせいじゃないですね、依頼する人がいるんですから。地球人の心
のひだをつくシオン。
　「わたし、あの時、本気で助けを求めていた、タツヤに・・・」４人に背を向け、ユウリは回想す
る。
　「うーん、ついにそうきたか？」ユウリの心がタツヤに傾くとなぜかくやしがるわたし。ユウリフ
ァンは片エビ固めさんだけではない。
　「今週は一気に２人を進めたねえ」かみさんも感慨深げ。
　「もっと曲線がねえ・・・」のんきなドモン。
　「いや、これで抱きしめるとやわらかくって・・・」さらにのんきにタツヤ。
　タツヤはユウリに投げられた。
　「これってタツヤだから上手に投げられるんだよね。アクションはうまいし、顔つきも最初から見
ればぐっと主役の貫禄出てきたし、いい役者だねえ、タツヤは」５５５のショウのような美少年系が
お気に入りだったかみさんだが、タツヤの活躍に体育会系も許せる範囲に加わったらしい。
　「ねえ、タムレン、もう１回見ようよ。巻き戻したら教えてね」今度はトイレに行った小２娘。彼
女がそんなことを言うのはめずらしい。どうやら女の子らしく、恋愛感情のひだを扱った今週の巻は
彼女の中ではベストだったようだ。両親も今回の巻は気に入ったが。