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　「このまま行っちゃう？見ちゃおうよ」今朝はそば打ちサークルの草かきに親子で行って来たため
朝のテレビをまったく見ていない小２娘。ニャンダー仮面が見終わると次はタムレンだ。
　「今ぼく遊びに夢中だからさ、お姉ちゃん、遊ぼうよ」のんきなのは５歳せがれ。
　「お姉ちゃんはタムレン見る！！！」彼女はお父さんの都合を分かってくれて、大切にしてくれる。

　アイキャッチ。
　「掲示板に書き込みがあったとおりに、アイキャッチのユウリは役を作ってなくって、役者さん本
人の声だなあ！」おかげさまでこの時期、ここの掲示板ではユウリファンを名乗るみなさんのたくさ
んの書き込みがあってありがたい。
　「ドモンは書かさずアイキャッチに出てくるね、５人全員の時は当然として、ユウリと二人で、そ
れからシオンとも・・・。他に仕事ないのカシラ？」急にカシラなどと女言葉で話すかみさん。彼女
は最近人からデブと言われなくなった。

　「あれはティラノレンジャーじゃなくってなんだっけ？」またしても先週のことをすっかり忘れて
いるかみさん。どうりでドラマをまったく見ないわけだ。
　なんだっけ？」おっと、小２娘も母親に同調した。
　「あれはブイレックス！」ありがとう、ジャストタイミングでユウリが答えてくれた。
　「セブンが食べられていたね」と５歳せがれ。セブンとは「ブウブカンカン」の中のチャニメ、ヒ
カリアンの中での７００系のニックネームだ。ちなみに５歳せがれの将来の夢は新幹線の運転手にな
ること。
　「うわ！どっしん」５歳せがれはブイレックスの暴れ様を喜んでいる。
　「しっぽ蹴りだ、しっぽ！！」かみさんは３０世紀のロボにしては戦い方が甘いなどと言っている。
　アルファは倒れ、シャドーが援護射撃。
　「ドシ！どっすん、ガシーン！！」５歳せがれもブラウン管のこちらで戦いに参加している。
　シャドーの攻撃にブイレックスは傷つく。
　「やるじゃん！シャドー！！でもきっとやれれるんだよ」達観している小２娘。
　ブイレックスの打撃でタイムロボの中のタイムレッド＝タツヤの装着は解けてしまう。
　「地上の制御装置をさがせ」タック。
　休眠状態に入るブイレックス。タツヤとそれをかばう４人を冷徹に見つめるナオト。
　「弟彦！すわって見なよ。まったくロボシーンが終わったら行っちゃうんだから」５歳せがれは満
足したようだ。
　そしてタツヤパパも見つめている。
　「とんだ掘り出し物だ」屋上ではギエンもブイレックスに興味を持った。

　地下ではブイレックス、苦しんでいる。
　「ブイレックス、寝てる」せがれ。
　「キズだよ、タックがそう言ってたでしょ？」
　「キズを直すためじゃない？」なんだ知ってるんなら最初から言えよ、せがれ。

　ロンダーズ刑務所。
　「ギエン、なんのつもりだ？ロボといい、ヘルズゲートといい・・・」ドルネロは怒っている。
　「あのロボを手に入れるつもりだ」ギエン。

　ＴＲ社。
　「ブイレックスの制御装置を見つけよう」タック。
　タツヤを残し探索にでかける４人。

　ロンダーズ刑務所。
　「おまえの悪い趣味はいい加減に引っ込めな」怒っているドルネロ。
　「これは病気みたいなもの」ギエン。
　「病気は時に命取りになるぜ」怒っているドルネロ。
　「ああ」ギエン。
　「おー！！ファミリーに亀裂が・・」確かに、なかなか緊迫してきている、ロンダーズＮＯ１と
ＮＯ２の関係が。

　浅見防災研究所、じゃなくって、どこだっけ？ここ？
　隊長は負傷。タムレンの装備が知りたいと研究者。
　隊長代理を申し出るがパパに一笑にされるナオト。
　「制御装置ね・・・」ナオトは娑婆の出世をあきらめたか？
　「なんで知ってるのかね？」
　「聞いていたのかね？」
　「聞いてたんだよ」知ってるんなら聞くなよ！かみさん。

　武器密売人ハマーの探索。
　「タマー？」そう聞こえたらしい５歳せがれ。
　「なぜタックに制御装置のデータがないんだ？」不満ぷりぷりドモン。
　「リュウヤ隊長の考えは分からない」とアヤセ。
　ナオトを加えて三巴の捜索合戦。
　「自動車で移動かよ？」こらこら、揚げ足を取るんじゃない。クウガなんてはるか遠くからバイク
で移動するんだぞ！いつか見たセーラームーンなんて現地までマラソンだったぞ！！でもこれではタ
イムフライヤーを使わないいいわけにはならない。
　「タックも連れて行くからだよ」小２娘は分析している。

　ＣＭ
　「いよいよ素顔の戦士たち登場！！」
　「オー！！巻き戻し！巻き戻し！！」たちまち興奮するかみさん。
　１０月７日より
　変身クロノチェンジャー！世紀末大決戦
　「１０月７日からやるの？」ミスドのシステム手帳を取り出す小２娘は予定にチェックを入れた。
　「ようし！去年は５５５ジャンバーで悔しい思いをしたから、今年はＴＲ社ジャンバー着せて行く
ぞ！！」かみさんの気合いは最高潮に達した。
　「去年はジャンバー売り切れだったんだよね？」後楽園で２着買おうとして出かけたが、すでに最
初の週末で売り切れていた５５５ジャンバー、あの悔しさは親子で忘れられないらしく、５歳せがれ
も覚えていた。

　ハマーに足止めされて動けないタムレン４人。制御装置へはゼニットとナオトが迫る。
　「こいつ生身なのに強えーー！！ええと、なんていうんだっけ？」生身なのに強い男をかみさんは
思い出したがっている。
　「滝和也か？」そういうやつもいたねえ！でも滝は弱くっていつもショッカーにつかまって足手ま
といになっていなかったっけ？
　ついに制御装置はナオトの手に。
　迫るゼニット。重傷のタツヤ＝タイムレッドが助けに入る。
　「タンタカタンタンタン」指を折って銃声を数えていたかみさん。
　「やっと玉切れだ、何発打ったんだ？」これはテレビ番組では言ってはいけない言葉だ。かみさん
レッドカード。
　そして装置は輝きを放つ。
　「タツヤ！止めろ！制御装置がその男を持ち主と認識してしまう！」タック。
　「なるほど、そういうことか！」タックはナオトを導いているようなもの。
　「仕方ないよね、タックは語り部だから・・・」
　「なんでナビが英語なの？３０世紀は英語が公用語なのかね？それともシティガーディアンズに入
るためには英語の試験があるのかね？」かみさんは今は養護学校に勤めているが、８年間中学で英語
教師をしていた。
　「大卒だからじゃない？」って思ったけど、わたしも大卒だけど、ヒアリングなんてできない。あ
とナオトは卒業したんだっけ？中退？
　「タイムファイアー！！」ナオトが大声で名乗りをあげる。
　「この叫びの方が不思議だよ、なんで自分がタイムファイアーになったって分かるんだい？」おっ
といけない、ファンページ管理人は疑念を差し挟んではいけない。
　「ナオトがファイアーになるとはね？てっきりリュウヤ隊長なんだと思ったけどねえ」そう、タム
レンのプロトタイプのスーツを着るにふさわしいのは３０世紀のタムレン隊長のリュウヤだよね？
　４人ではボルテックバズーカも打てず苦戦の４人の前に現れたのはファイアー。
　「練習台になってもらおうか？初めての経験だから」ナオトはかっこをつけている。
　「そう、当てレコするのも初めてかな？スーツ相手にね」５人がなれてきた後なのでファイアー＝
ナオトは分が悪い。
　「今まで戦隊史上ないでしょ？同じ色を出すなんて」そう、ピンクと縁取りだけがピンクで実はホ
ワイトっていうのが一緒だったことはあるけどね。
　「もうナオトったらクールな役なのかもしれないけど、わざを叫ぶ声にしまりがないんだから」お
や？君も感じた？
　「圧縮冷凍ができるってことはきっといいものになっちゃうんでしょ？」珍しく心配そうなかみさ
ん。我が家ではせがれにかってやった「テレビくん」を大人は読まないので、先行き不透明。
　「でも、とーーーっても危惧をいだくのは、かれナオトには３０世紀からきた４人には義理がない
から、囚人を殺さず逮捕する義理がないから、だから囚人を殺しちゃったり、そのため歴史に干渉し
ちゃったりして４人が不利を被ることがあるんじゃない？」心配はつきない。
　「せめて４人に実害がでないうちに仲良くなってほしいね」
　「ねえ、せがれ、タイムファイアーかっこよかった？」５歳せがれはファイアーの登場を楽しみに
していた。
　「うん、でもブイレックス起きてこなかったね」５歳せがれはロボが再び出てくるのを待っていた
ようだ。