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　「あ！ちょっと待て！」本編開始前の広告で今度のタイムロボはタイムフライヤーに付属する、小
さな小さなタムレン人形が乗り込む形になっていることをみつけてビデオを巻き戻したわたし。
　「なによ、なによ？」繰り返すが、タイムフライヤーに付属する人形が乗り込むことを説明すると
　「じゃあ、タイムフライヤーもいっしょに買わなくっちゃね」これは４歳せがれの言葉を色指定を
間違えたのじゃない。正真正銘、３４歳の女が言った言葉なのだから我が家の物欲にはブレーキがか
からない。
　３月２６日、君のもとへ！
　「はい、心して待っています」わたしもほしいのだが、でもＧＷにかみさんの実家にいってから買
ってもらおうと思っている。

　ロンダース刑務所。
　パンとチーズの食事。リラはいやな顔をしている。
　「解凍した囚人が片っ端からタイムレンジャーにパクられちゃうんだなんとかしなくちゃ」ドルネ
ロ。
　「さっきだれかを解凍していたな？」ギエン。
　「そう、宝石どろぼうのルージェ」リラ。

　ルージェは宝石店店長の容姿を盗み取り、宝石店に潜入する。

　トゥモローリサーチ社。
　「なんか同じもんばっかりだよな、２０世紀の食い物は」トーストをかじるドモン。
　「いろいろ食べられるほど稼いでないだろ？」アヤセ。
　「タツヤ、なんとかしろよ」実家に頼れ、とタツヤの一番いやなことを言い寄るドモン。
　「やだよ、おれ、うちにはまったく一切関係ないの」タツヤは断る。
　宝石泥棒のニュース。
　「あいつはルージェだ」タック。

　ロンダース刑務所。
　「解凍してくれたお礼」ルージェは戦果をおしげなくリラにやってしまう。
　「後で同じものを盗むからいいの」

　「ムーンクイーンがねらわれる」ムーンクイーンの持ち主が行う船上パーティーに正装して向かう
５人。大財閥を率いるタツヤの親の名を出して入場することを恥じ入るタツヤだが、
　「仕事だぞ、個人の事情は許さない」というドモンの強力なつっこみで実行するしかない。
　パーティ会場。
　「あ、首に虫が」シオンは奇抜なアイデアで参加者の首を見る。ルージェが変身した女性の首には
鳥の形のあざがうかぶのだ。
　ドモンはガールハントをしているかのよう。
　「下心は隠せないぞ」アヤセはつっこむ。
　「なんだと」ドモンも負けてはいない。２人がいさかいをしている間にルージェは忍び込んだ。
　「あ、虫が」シオンのチェックもしたたかに
　「フン」といなして進むルージェ。

　タツヤパパ、会場に到着。

　トイレで見た女性はネックレスだったのに、今会場にいる女性の首にはスカーフが、ユウリは怪し
んだ。
　「なんだか今日はみんな見入っちゃっているなあ」４人ともストーリーに入り込んでしまったと反
省するわたし。
　「おーい、みんな！コメントがないよー！！」と言っているきみのコメントが出てこないんじゃな
いか。
　「おい、家を出たばかりで遊んでいるとはいい身分だな」タツヤパパ。
　「あー、これは」ロンダーズファミリー探索とは言えないタツヤ。一方パパに比べママはタツヤに
会えてうれしそう。
　「金持ちの船上パーティーにしてはセットも料理も安いね。前にタツヤが家に帰った時の応接間も
だめだった」かみさんがようやく口を開いたと思ったらこんなことを言い出す。
　「それにしてもシオンはうまい」マフラーを取り去るために、にっこり笑ってシャンペンを変装ル
ージェにかけるところが気に入ったらしい。
　変装女をいったんは確保するが、両脇を捕ったアヤセとドモンは足を踏まれ逃げられる。
　しかし、
　「正体はバレているのよ」ユウリ。
　「あんたたちはいったい？」ルージェ。
　「クロノチェンジャー！！」
　「なんでいったん脱ぐの？これはかっこ悪いよ！！」一貫してかみさんはこう主張する。

　操舵室。
　「どうやってパーティーにもづりこんだ？まさかアサミの名をつかったんじゃないだろうな？タツ
ヤ、戻るなら今のうちだぞ。わたしも目をつぶろう」意外と親身なパパ。
　「自分の意志で変えられないことなんない。絶対ね」自分の未来は自分で切り開くとタツヤはパー
ティー会場を後にする。
　「おれはもうオヤジとは関係ないんです。オレに連絡をくれる時はこちらへ。なんでもやります」
ちゃっかりトゥモローリサーチ社の宣伝、名刺を渡して走り去るタツヤ。
　「おれも昔ああだった。あいつ、本気か？」見送るパパのコメントは意外と優しい。

　「クロノチェンジャー」タツヤ装着変身。
　「さあ、仕事、仕事」タイムレッド＝タツヤは走る。
　「みんなお待たせ」
　「おまえ遅いで。こないかと思った」ドモン。
　「ここにこないでどこに行くって言うんだ？」タツヤはすっかりみんなの仲間だと言う。

　タイムイエロー＝ドモンの攻撃は調子に乗りすぎリバウンド防止のシールをはがしてしまう。
　ルージェ、巨大化。
　「はずみだよ、はずみ」いいわけドモン。
　「イエローはやっぱりギャグ系なんだね」ドモンをカーレンジャーのグリーン、ミノルに重ね合わ
せたいかみさん。
　「３Ｄシステム発動」タック。
　プロバイダスによるタイムジェット発射。そしてタイムフライヤーからタイムジェットへと乗り移
る５人。
　「ほら、この場面。だからこんなおっかない場面があったんだ」５５５のベイエリア５５のように
タイムフライヤーの重要さが分かった我々一家。
　「今日はいきなりアルファか？」相変わらず分析的なことをいう小１娘。
　「こんなになっちゃったらもうどろぼうもできない」巨大化を悲しむルージェ。
　「ごめん」ドモン。
　「大丈夫、圧縮冷凍すればもとにもどる」ユウリ。
　「分かった」観念したルージェ。
　「でも怖い」プレスブリザードを跳ね返してしまうルージェ。
　「ここ、こうやるだけだから、こうやるの」必死に説得するタツヤ。
　「うん、お願いする」ルージェ。
　「プレスブリザード」
　「あ、今日は爆発しなかったし、タツヤが回収している」そうだね、今回はタムレン始まって以来
っていう展開があったね。

　「これ、奥様にもらったタツヤの名刺」ママがパパに渡したトゥモローリサーチ社の名刺。夫婦に
はトゥモローリサーチ社の名刺が大切なものになっていくようだ。
　「今日は前編ギャグがちりばめてあったね」かみさんは満足しているようだ。
　「脚本家はだれだったのだろう？」こうして我が家は脚本家までに気を配るようになっていくのだ
ろうか？
　パーティー会場に上着を置いてきてしまったタツヤ。
　「弁償なんてできないわよ」冷たく言い放つユウリ。
　「イマサラシリゴミナンテ、シナイノ！なんて言ってた頃に比べるとユウリもずいぶんうまくなっ
てきたね」と言って、第１話でタツヤが初めてタイムフライヤーに乗り込んだ時のセリフをいきなり
思い出すうちのかみさんってやつは、なかなか凝り性なやつだ。

　次回予告。
　「試合だ、試合」とドモン。
　「これは絶対マトイの、気合いだ、気合い！！のパロだと思う」と断言するかみさん。