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　森の中のドルネオ一味。タイムレンジャーは見くびられている。

　「ありがとう、助かったわ」とユウリ＝ピンク。
　「２０世紀の人間にクノロチェンジャーを持たせておくわけにはいかないからな」とタック＝ナビ
ロボ。タツヤ＝レッドはクロノチェンジャーを取り上げられてしまい、一方的にお役後免になる。

　「せっかくの囚人をつかわない手はない、解凍だ」と敵幹部ギエン。
　爆弾魔ジェッカー登場。
　刑務所の名を取って、ドルネロ一味は「ロンダーズファミリー」と名乗ることに決める。
　「景気良くぶっ飛ばしていこう」

　避難場所で悲嘆にくれる５人。未来人は未来人として。現代人は現代人として。
　「未来を守るのは我々の役目だ。レールからはずれないようにな」タックからタツヤへの餞別の言
葉。
　「オレは未来を変えたい方なんだ、じゃあな」決意を新たに人里に変えるタツヤ。アヤセ＝ブルー
は未来人だが、マキをを拾ってくる。タックは内蔵の時空通信機で３０世紀と連絡を取るが・・・。

　帰宅するタツヤ。父の一方的な言いなりになるまいとあがいている。
　「おれの未来はおれが決める」
　「タツヤのうちは金持ちっていう設定のわりには安っぽいセットだね」かみさんは今シリーズもヒ
ールのスタイルを崩さない。しかし彼女のスタイルはすでに崩れていて、体型がヒールになっている
から、高いヒールが履けるはずがない。なんだ？

　「ビル一つにつき１億もって北見埠頭に持ってこい」とジェッカー。
　「よく地名知っているねえ？」とかみさん。
　しかし現金の代わりに警官がやってきたが、すぐにけちらされる。

　「オヤジ、もう１回だ、オレがその１億とビルを守ったら、オレの未来にかまわないでくれ」
　「あいつらにブレスを借りれば、街も未来もバッチリだ」公私混同しながらも積極的なタツヤ。

　隠れアジト。
　「ドルネロ一味を全員逮捕しなければ、未来に戻ってくるな」打ちひしがれる４人。
　「いいわ、どうせドルネロを追いかけるつもりだったから」強気なユウリ＝ピンク。
　「みなさんといっしょなら」場を取り持つシオン＝グリーン。
　「おまえら正気か？」積極的になれないドモン＝イエロー。
　「変えられない未来ってのは重いんだよ」クールにアヤセ＝ブルー。
　そこへ
　「５人目、登場！たとえ未来は変えられなくったって、自分たちの明日くらい変えようぜ」元気に
タツヤが入ってくる。
　「ユウリの立ち姿ってちょっとＯ脚だなあ」かみさんの指摘は細かいところまでくらいつく。

　ＣＭ
　「ねえ、もう５５５には会えないって言ってるよ！後楽園行こうよ」小１娘は弱気になっている。
　「でも５５５とタイムレンジャーの巻があるよ、きっと」４歳せがれはなぜか卓越していた。
　「タイムレンジャーのコスチュームってなにか違和感があるけど、ランニングやパンツじゃないか
らゆるすか？」ジェットマンやジューレンジャーの事らしい。わたしも大いに同感。

　北見埠頭。
　「すみません、お待たせしました」いいわけをするのは１億円の出前持ちタツヤ。
　しかし約束を破って破壊を繰り返そうとするジェッカー。
　タイムレンジャー変身。
　「ねえ、なんで１回脱いでこの服になるの？」とかみさん。その方がＣＧと不整合がおきないじゃ
ない？
　「なんか変、ピンクの変身。でもピンクだからしょうがないか？」なんのつもりで、なにがしょう
がないのか分からない小１娘のコメント。
　「ぼくはね、ロボットとタイムレンジャー全部が好きだよ」姉がピンクを優先的に許すのに反発し
てロボを含めて応援する４歳せがれの魂胆はどこにあるのだろうか？
　「アヤセさん」とグリーンに変身後のシオンが呼ぶ。
　「今度の戦隊も変身後も生身の頃の名前で呼びあうタイプなんだ」わたしもこういう設定の方が好
き。
　レッド止めの一撃でジェッカーからシールがはがれる。巨大化。
　「リバウンドだ！圧縮冷凍のリパウンドを封じているシールがとれた」と物知りタック。
　「これはいい、芋長の芋ようかんでの巨大化以来の納得。巨大化ウィルス注入はいかんよ」リパウ
ンドするくらいダイエットできた人がうらやましい我々夫婦。
　「でもなあ、シールをとっただけでこれじゃあ圧縮冷凍しない方がいいじゃない」
　「でもこのお話の勝手じゃん」母に反して制作サイドの見方になる小１娘。小１くらいってこんな年
頃ですね、なんとなく正論をいってみたがる。
　「プロバイダシステム！緊急フォーメーションシステムの発動をお願いします」とタック。
　
　「システム発動」

　あきらめかけた頃、この連絡にタックは狂喜。
　「みんなタイムジェットがくるぞ」
　プロバイダスに折檻されながら時空をくぐるタイムジェット。恐竜やピラミッドや和城の飛び越える。
　「タイムフライヤーで乗り込め」
　「うわあ、このシーンこわい、落ちそう」
　「しかしレンジャーが乗り込む時にハッチがあくなんて、なんて画期的なんだろう」感動するわた
しだが、あの場面は１人くらい落ちても変じゃないよな、と思う。

　「タツヤ！起動スティックよ」
　「やはりピンクから指示が出るんだなあ、それと念力で動かすタイプのロボだったんだ」とわたし。
　「ふうん、アルファとベータのロボが出るんだ。アルファとベータを買うわけね」５５５デラック
スロボシリーズのＣＭ口上を暗記し、４体のロボで熱心に遊ぶ彼は今タイムレンジャーに燃え始めた。
彼の燃える情熱の矛先は親の財布。ピンチ！でも親もほしかったりすので、買っちゃうだろうな。
　「タイムロボアルファはゲッターロボみたいやな？」急に関西弁で聞いてくるかみさん。
　「ゲッター２が似てなくもないね」まあかみさんが言いたいのは合体方法によって体型を変えるシ
ステムも含めてのことだろうが。
　「カシャーン！カシャーン！カシャーン！」部品の接続にあわせて音効を唱える彼には我が手にぎ
りしめたタイムロボの感触があるかのようだ。財布ピーンチ！！
　タイムロボアルファは地上戦用、タイムロボベータは空中戦用。
　「圧縮冷凍」をキーワードに戦いは終わった。

　１億円と書き置きを父に送り自由の身となったタツヤ。
　タツヤが用意しておいた広いワンフロアーへ移った４人だったが批評はからい。
　「みなさんとここでいっしょに暮らせるなら」シオン。
　「シオンおまえはいいやつだなあ」とタツヤ。しかし全国のタイムレンジャー視聴者もいいやつだ
と思っているだろう。

　「緊急システム発動を許可してくれたのはだれだったんだろう？」タックの疑念は晴れない。