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　幽魔地獄をさまようサラ坊、抜け出す方法を探しあぐねているとピエールから通信。
　「幽魔を喰らいおのが力となせば幽魔地獄の壁は破れるでしょう」
　「ピエールだけはいつまでもサラ坊の後見人だね」とかみさん。しみじみとするゆうま夫婦。
　「おー、今日はタイトルバックが違うぜえ」急に元気になるかみさん。なんじゃ？
　「たとえこの身が幽魔になろうとも・・・」とサラ坊。
　「おー！サラ坊御自らこのゆうまになりたいといっている！」ひらがなにするととてもうれしいこ
の２週の物語である。

　「あれ？コートがいつものと違うよ、マツリちゃん」マツリはオレンジのコートではなく、ピンク
のダッフルコートで登場するのであった。
　「クリスマスまでに必ず帰ってくるから」と母と別れた日を思うマツリは自らと同じ境遇の母を待
つ少女に出会う。　
　巽防災研究所。
　「ひどいよ、そんな小さい子を置き去りにして」ダイモンはたぎる。
　「いつか待つのがつらくなるのよ」我が身に思い当たるマツリ。
　「オレは待つぞ、それが家族のきずなってもんだ」と長兄脳天気マトイ。
　「まったくこいつは考え深いんだか、短慮なんだか、底抜けな男だな」５５５批判はしないはずの
わたくしゆうまがマトイには厳しくなってしまう。レッドだけにマトイファンは多いのだろうが。

　幽魔地獄。サラパワーアップ、壁を突き破り地上へ生還。
　ピエールの呪術「災魔ツリー」でたくらむ一味、というより、たった３人。
　災魔ツリーは人を喰う。
　５５５出動。
　ツリーにからみ取られ身動きができない。
　変身パワーアップしたサラ坊に出会う。
　５５５着装。しかし人々が人質となって困惑の５人。
　「サラ様を倒さない限り人々は解放されない」ご丁寧にも解決策を５５５に伝授してしまうピエー
ル。
　「こらピエール、サラ坊なき後の再就職先を心配しての発言じゃないだろうな」柄にもなく今日は
激しいゆうまであった。幽魔地獄で気持ちが高まっているのだろうか？
　「えー、いきなり倒しちゃうの？でも今週中に倒されるとはかぎらないよね？」あれ？君がサラ坊
ファンだったとは知らなかったなあ、別れがつらいの？
　「インプスもこないし、この３人すっかり別働隊だね」同情の念を表すなんて、ヒールのはずのか
みさんが今日はおとなしい。夫婦の役割が変わったみたいな今週だあ！
　「おれは今大魔女グランママさえも越えたのだ」サラ坊ついに不遜の発言。
　「サラ坊の独立宣言だ、でもこんなこと言ったらサラ坊がグランママにやられちゃうよ」こらこら
いったいどっちの見方になってしまったんだろう、この女。
　「でもあずさちゃんが今週中に解放されるためにはサラ坊が倒されちゃうんだよね？あれあれ？で
っかくなっちゃったしね」
　「ライナーボーイ、みんなが危ない、総力戦だ」
　ライナーボーイとＧライナーが出動した。
　ライナーボーイ大苦戦。Ｖプロミネンスは不発。ミントはゴーライナーを操り援護に向かう。
　「あー、クリスマス前のロボ勢揃いだ！あとマーズマシンがでなくちゃね」こら我が家にこれを揶
揄する資格はない。すでにベイエリア５５、Ｖロボを買い、このクリスマスに両方のおばあちゃんか
らＶマーズとライナーボーイを買ってもらう約束をした少年が我が家にいるではないか！！！
　Ｇファイアーを番人カオスを盾に逃れたサラ坊はさらに人々の力を吸収しエネルギーを充填する。
　「あ、ＧライナーとＶロボの身長比較が上手にできている！」と喜ぶわたし。

　Ｇライナーのピンチにあずさのママがやってくる。母の愛を見て勇気づく５５５。
　しかしＧライナーは分解、マトイがＶマーズに乗り換え再攻撃。
　「今日は一通り合体場面を見せるね」それがいいところなんだから、静かにしててね。
　ビートルマーズ登場。
　こちらではマックスフォーメーション。
　そしてＶマーズはライジングフォーメーション。
　「すごい、すごい」と喜んだのはせがれだけではなく、親父も相当。わたしもロボは一通りほしか
った。
　「この巻気に入った」たとえクリスマス対策の巻であったとしても、これだけ見せつけてくれれば
メカ好きな父子はうはうは喜んでしまう。　
　
　魂のエキスは途絶えた。母の愛はサラの画策を越えた。
　トップジェット！
　マックスキャノン！
　「さら、おまえの最後だ」

　冥王の証である赤い星は砕け散った。サラ坊倒れる。
　「この赤い星はもしやジル兄のところへ？」いまだジル兄の復活を待っているゆうまであった。

　夕日の前で構える２大ロボ。

　「母上さま、冥王の星がくだけました」
　「冥王などもういらぬ」のんき者コボちゃんのところへは赤い星はやってこなかった。
　サラの死を悼むピエールはサラの遺品とともに闇に消えていく。

　母に引き取られるあずさちゃんを見送り心新たにする５人であった。
　今週もラストは雪。

　「ピエールがね、四角い緑色のやつをもってたのが見たい、巻き戻して！」どうやら４歳せがれも
サラ坊の死を悼んでいるようだった。