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　災魔獣バイラ登場、なにかを蒔いて
　「これでいい、ははは」とご機嫌。
　サイマパレディコ。
　「おそれ多くも冥王サラマンディスのサイマ獣、さぞかし・・・」皮肉たっぷりのディーナス。

　５５５出動。野原にバイラの手が生えている。つるが伸びて５人の左手に、ブレスを囲み着装でき
ない。
　「これは花粉を飛ばし、地球を死の星にする。これを防ぐには寄生主の身体ごと焼き尽くすのだ」
　「あら、説明調のセリフが長いねえ、このサイマ獣」かみさんはこの手の饒舌な悪役が好きではな
い。
　「本当だ」５５５に批判はしないと決めているわたしも同調してしまった、いかん。
　「こんなもの、すぐにはずしてやる」マトイ兄はやはり前向き。
　タイムリミットは午後３時。

　巽防災研究所。
　自らの身体の限界までの電撃攻撃でつるをはずそうとする。しかし再生してしまう。
　呆然。

　「いくら地球が大事でも、自らの命を絶つなんてとてもとても・・・」ピエールは５５５が心の弱
さを露呈してしまうことを期待している。

　「そうだ、こういう時こそ宇宙空間だ、宇宙空間で花粉を射出するんだ」ブラウン管のこちらから
５５５に指令をだすわたし。

　「もしサイマの言うとおりどちらかを選ぶとしたら・・・」とダイモン。
　「決まっている、おれたちは５５５だ」とマトイはいつものリーダーシップ。

　新しい除草剤が届けられようとしている。除草剤を搬送する救急車と合流でき、使用する直前、バ
イラによってアンプルは打ち抜かれてしまう。
　「だから言ったろ。死、さもなくば、破滅と・・・」
　「こら、説明男！番組のサブタイトルまで言ってどうする！おまえは番組スタッフか？」どうやら
かみさんはバイラを暖かく見守る冷静さがすっかり飛んでしまったらしい。
　「乗れ」とマトイ。５人で移動する先には自らを焼き尽くすテルミット弾の炎が待っているのか？
　「命の重さははかれねえって言っても、おれたち５人と地球全部じゃなあ」観念したらしいマトイ
兄。しかし、
　「死にたくない！５５５がそう思っちゃいけないの？」とマツリ。
　「ぼくだって！」とダイモン。
　その時せがれ４歳は赤いハンドベルをかじりながら、５５５を応援していた。
　「救急戦隊だもの、おれたちが自分の命を救ってもいいか」と考え直したマトイ。
　これは珍しい、弟妹の叫びでマトイが自分の直情径行を考え直すなんて。マトイは責任感に押しつ
ぶされそうになっているということか？ここらで隊長としての責務から解放されて、温泉旅行にでも
いくことが大切かもしれない。ご苦労様ですね。
　「このままじゃ、あいちゃうね」花が開こうとしている、タイムリミットを心配するせがれ。
　「もうあいちゃっているよ、たいへんなんだよ」４歳の戯言に真剣に応対する小１娘。

　「宇宙だ」Ｍライナー出動要請をするマトイ。
　番組冒頭に想像した解決策に近づいていくのがうれしいわたし。でもけっこう同じような想像をし
た人は多いのではないだろうか？
　そしてイバラは開いていく。大気圏を出ようとする中、ハッチを開け、花粉は残らず吸い出されて
いく。シートベルトは切れマツリが吸い込まれようとする時、モンドパパへ送られている画像は回線
を絶ってしまう。

　５５５帰還。
　着装。
　「今日は全員だよ、きっと」名乗りの場面でだれが仕切るのかを楽しみにしている小１娘。今回は
５人全員の巻であると思ったための言葉。
　「おれたちはもう絶対　死　なんか絵らばねえ」とマトイ。
　サイマゾーン発生。従ってＶマーズで出動。
　「あれ？ＢＧＭは前もそうだったっけ？女声英語バージョンの５５５だ」このＢＧＭ初登場はいつ
だったのだろう？
　そしてマーズフレア。

　巽防災研究所。
　「よくつかわなかったな」テルミット弾を取り戻してモンドパパが安堵の一言。
　モンドパパに身体を投げ出すようにして、すがって泣くマツリ、ダイモン。