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　あいあい傘の刻まれた木のわきで天体撮影をする女性。発見に興奮して携帯電話から連絡をする。
　Ｖモードブレスを分解して悦にいるナガレ。あこがれらしいサユリさんからのＴＥＬにうっかり素
っ気なく切ってしまってから「しまった」と気づく。

　星空を遮っていたのは暗黒惑星グランデ、これのマイナスエネルギーで完全体となろうとするグラ
ンママの秘事はサラ坊にのみ明かされる。

　天体写真を分析する研究所は突如緑の触手に襲われる。
　「早く、サユリ、ＣＤ−ＲＯＭを巽博士に・・・」
　しかし逃走するサユリはサラ坊の攻撃で谷底に落ちていく。

　巽防災研究所。
　「父さんの仮説が認められた」
　「世界中の研究施設から父さんにあてたメールだよ」
　コラコラ、電子メールじゃなくって手紙かよ、とかみさん。
　コラコラは君だよ、電子メールじゃ束にしてテーブルに置いておけないじゃないか。
　食事もそこそこにツールの開発に夢中になるナガレ。
　「ゴーブラスター、Ｖモードブレスの性能を最大に引き出すことができる」

　かの「岩倉天文研究所」からテレビ電話による連絡。
　「宇宙に問題はない」
　しかしこれは岩倉博士がサイマ獣に操られて行った偽りの連絡だ。
　サユリの消息を案じるナガレはサイマ獣の存在が感じられ、岩倉研究所に急ぐ。
　そこにはインプス。
　現れたのはサラ坊。
　「サユリさんはどこへ？」
　「すべてを知ったものは死あるのみ」
　「サラ、おまえを許さない」
　ナガレ着装。
　「覚えておけ、サラ、おまえはおれが倒す！」
　正義の戦士が「覚えておけ」というのは初めて聞いたきがする。
　ナガレはカツゼツは回らないけど、これで一人でディーナスとサラ坊との因縁を引き受けるってい
うのは、おいしい立場になったなあ。
　いや、ディーナスとの関係は前回を持ってショウに変わったのかなあ？
　するとディーナスこそ次男三男相手においしい役かも？

　ナガレは谷底のバイクと５年目の２人の写るプリクラが貼られたサユリの携帯電話を見つける。
　５年前の回想シーン。

　「おつきあいはできないの、２人の名前をつけられる星をみつけたら」
　「じゃあおれも科学者としてなにかを残したら・・・」
　「その時までがんばろうね、ナガレ博士」
　「握手だけかよー」
　とたたずむナガレの駆け出す先からサユリ復活。
　「マイナスエネルギーを出す小惑星を見つけたの」
　執拗なサイマの追撃が始まる。データの入ったＣＤ−ＲＯＭはサラ坊に破壊され、ナガレ再び着装。
　そして５人がそろう。
　「あれ？デートのじゃまだった？」とマトイ。
　おや？この決めぜりふを叫ぶこの傾斜する牧草地はどこ？いいとこだなあ。
　ねえ、タツミくんのパパはどうなっているのかなあ？突然第１９話に考えが跳ぶかみさん。うちの
かみさんはあの巻のタツミ赤ちゃんのパパがどうなっているのかを心配し続けている。そしてママが
未亡人で彼女とタツミくんの今後をマトイが引き受けるというストーリーを勝手に作っているので、
ナガレのラブストーリーにからんで思い出したらしい。

　「サラ、おまえはおれが倒す」
　「できるのか？おまえに」
　銃をつきつけるブルーにしかしサラ坊は余裕を見せて反撃。
　ゴーブラスターを操るナガレと相打ちとなる。
　「おのれゴーブルー、この決着は必ずつけてやる」
　やはりこの手のセリフは敵役のものだなあ。
　
　サラ坊、退場。
　孤軍のサイマ獣パペトングはいたぶられた上にＶランサーで倒される。
　５０分だよー、もう。残り時間でサユリさんの始末はどうつけるつもりなんだ。ストーリーを描き
込むとたいへんだよね

　１番線からゴーライナーが・・・・
　続いて２番線から・・・とミントの声が入る。
　ゴーライナーがかけぬけるホームで人々がおどろく場面や９９マシン勢揃いするところは初期の名
シーン。
　ＭＶロボ合体。しかし意外と苦戦。
　「あの触手のせいか」
　「みんな、オレに行かせてくれ」
　ブルーがゴーブラスターで触手を断ち切る。Ｍノバ。
　あー、ロボが呼ばれてから３分しかたっていないや。とかみさんは厳しい。

　「ＣＤは破壊しました」とママに報告するサラを欺き、サユリは「本物はここにあるわ」
　サユリの活躍に大喜びするナガレ。気を使って去っていく４人。
　しかしサユリはまだまだおあづけをいいつける。
　「握手だけかあ」ナガレのため息が草原に広がっていく。

　エンディングの「撮影協力」の中に
　伊香保グリーン牧場
　群馬県立天文台
　の名が・・・。うわあ、群馬にロケにきていたのかあ。