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　「よし、続きを見るぞ！」高らかに宣言するかみさん。
　「えー！！」意味の分かっていない小３娘。
　「これは先週の巻なの」そう、例によって今回も２週連続のガオ視聴となってしまった。
　「えーー！！よかったねえ、いいところで終わったけど、すぐ見られるじゃん！」よほど傷ついて
終わった前回の巻が気がかりだったらしい娘。

　包帯の上からガオユニフォームを着るレッド。目はなにかを決意している。苦しむみんな。レッド
は別室のホワイトを見舞う。
　「リーダー失格だ」重体のホワイトを見て自責する。
　「おれ行ってみる、みんなには休養が必要だ。ひとつくらいリーダーらしいことしなくちゃ」決意
のレッドは１人で出発、マトリックス（鬼洞窟＝オルグアジト）ではパワー供給中。
　「鬼地獄のパワーを司っているのがツエツエ、それで立場が強くなったっていうわけ？」どうやら
かみさんのいう通りらしい。

　探索中のレッドに襲いかかるハイネス。
　「うわあ！」落ちていくレッドの代わりに思わず叫んでしまった６歳せがれ、なかなか感情移入が
できている。
　「あれ、どうやって落ちたんかね？レッドは特撮とはいえすごいところから落ちたんじゃあないか
い？」子らが叫んでしまうのも共感できるようなシーンだった。

　アジトではツエツエ、さらになにかをたくらんでいる。

　レッドをさがすのは傷だらかで出動してきたガオの面々。
　「ディアスにベホイミかけてもらえばいいんだよ」ようやくドラクエ５が佳境に向かっている。
　レッド発見。しかし呼びかけになかなか応じない。
　「コソコソコソ・・・・」その緊迫感に娘はかみさんにすがりついていく。
　「生きてた・・・」６歳せがれは安堵の吐息とともにようやくつぶやいた。
　「おれたちはどんなときでも一緒だろ、リーダー！」イエロー。
　「そうか、このセリフをいうために雌伏していたのか、イエロー。思えば英語を交え、すっかりニ
ヒルさがなくなったようだったこれまでの日々、でも終盤に入って、このセリフが回ってきたか、よ
かったねえ」わたしはやはり序盤のイエローカラーらしくないイエローが好きだ、中盤以降のイエロ
ーはカレーこそ食わないものの、すっかり従来のイエローキャラになりきっていたから。
　
　テトムのつかんだ波動でオルグアジトが分かると風太郎少年＝ガオゴッドが伝えにきた。あのハイ
ネスたちに正面作戦は危険だが、アジトをとらえれば勝機があるという。
　３色の光の柱があがる地点を３組に分かれて攻略に向かう６人。
　「あれはウラだよ、そしてこっちがシュテン・・・」せがれが画面に引き込まれていった。

　レッド・イエロー組、我が身を盾にしてイエローを攻略に向かわせるが、はかなくピンチ。

　ＣＭ。

　オルグアジト。
　「ずいぶんにつまってきたわ」なにかを制作中のツエツエ。

　６人のガオが３ハイネスと戦っているときにこちらではテトムと風太郎が結界の中心にせまってい
た。
　「やっぱり勝てないのか？」シルバー。
　「戦いが終わったら旅行に行くっていってたじゃない？」ホワイトは力づける。
　「やっぱりそういう流れになるのか？」かみさんは現代人と未来人の悲恋に続き、現代人と平安人
の悲恋が展開されないものかと手ぐすね引いてまっているのだ。
　「やっぱりネバギバだ」こちらブラックとブルーのコンビも絶望からはい上がろうとしている。
　気を取り直したシルバーによるランニングネックブリーカードロップが炸裂。今はなき心の師、故
ジャイアント馬場さんの腰にＮＷＡヘビー級ベルトを引き寄せた大技である。
　３組の片方がハイネスを押さえ、いよいよ３人が拠点の破壊に向かう。ホワイト、ブルー、レッド
によって結界が消滅した。マトリックスは明らかになった。
　内部ではツエツエの悪巧みが結晶した。
　「ここから先はオルグの巫女として通しはしない」とツエツエ。
　「わたしもガオの巫女として通ってみせる」とテトム、巫女対決。
　ガオゴッド＝風太郎のパワーがツエツエを浄化にかかる。
　ツエツエは逃したが、オルグパワーの封印に成功した。
　「ここをふさげばもうオルグは生まれない」オルグパワーの供給は止まった。

　「修羅百鬼剣」
　「破邪百獣剣」
　正と邪の２つの剣が正面から激突、そして大爆発。
　テトムにはガオの戦士は見えるが、ハイネスの姿が見えない。
　「買った・・・・・・？」
　「やったーーーーー！！！！！！！」
　大喜びのガオ、テトム、風太郎。しかし静かにテトムの呪文がとどろく。
　「オルグの秘宝、見るがいい。ウラ、シュテン、ラセツ、３人のハイネスよ、集まりて究極のハイ
ネスを作るのだ」もうツエツエは３人を呼び捨てした。
　「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」と６歳せがれ。
　「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」と小３娘。言葉もない子ら。
　３人は混じり合い、形となった。
　「なんかこいつ、顔がかしこそうじゃないぞ！」かみさん。
　「こわーーーい・・・」せがれもかみさんにだきついて言った。