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　「ほしいな〜、ガオジャケット」一貫してかみさんはこういう。
　「本当か？」５５５ジャケットならわたしもほしかったが。かみさんがこんなこというもんだから、
先日の後楽園では小３娘も６歳せがれもジャケットをほしがって困った。物欲一家だ。

　ツバクロ市。
　「今週はどこに来たん？」その風景はおなじみの江戸村でもウエスタン村でもなかった。
　「またブルーとブラックはいっしょだね、仲良しだね」とせがれ。
　「ツバクロ市っておもしろいねえ」ホワイトもおもしろがっている。
　「こういうのって「我が町にきてください！」って誘ってくるのかねえ？」わたしもかつて超人バ
ロム１がやってきて、撮影しているのを間近にしたことがある。群馬県らしく敵役の名はマユゲルゲ。
近所の温泉神社で白いひもだらけの人がクルクル回ってそのひもが解けるのを見た。番組本番ではフ
ィルムは逆回しされていた。

　街の人に追いかけられていたのは風太郎少年。やはり食べ物をチョロまかしていた。少年の面影は
かつてホワイトがどこかで見たもの。

　リリーン！！
　知り合いから就学相談にかかわる電話が入る。保育園での教え子が今小学校特学で担任と折り合い
が悪いという。長い電話になり、本日のガオ視聴は終了。

　ガオ視聴２日目。
　「ああ、またガオ更新が１週遅れになってしまった」悔恨のわたし。

　風太郎少年はガオの正体を知っていた。
　逃げてきた人々、オルグが出たという。
　「あの、「助けてくれ」ってきた人、あの街の素人さんのエキストラかね？うれしそうに見えたよ」
本当にそうならうれしいだろうねえ。
　オルグ出現、かけつけるレッド、ホワイト。風太郎のおだてにのって１人で突出するホワイト、装
着変身。カジヤオルグはホワイトの持つ獣皇剣に興味を示し、ホワイトの頭にカチンと一撃いれて去
っていく。
　「なに？今週もギャグかい？」いや、ガオは毎週ギャグ満載なんだよ。アメリカンコミックばりの
脳天直撃シーンだった。
　ふがいなさに風太郎も幻滅した。

　デュークオルグと合流したカジヤオルグ。

　ガオズロック。獣皇剣を奪われたことをバカにされるホワイト。
　「そんなんじゃ白馬の王子様は来ないぞ」ブラックもきつい。オルグが出現したが、ホワイトはグ
レた。出動拒否。
　「ダダこねたけど、ミニスカートだからデーンってひっくり返れないねえ」パパの視点になってい
るかみさん。
　３人はまじめに出動。レッドはホワイトの機嫌を取る。
　「さすが実年齢１０歳差だね」今年のチームは上下に年齢が広がっているねえ、極端に。
　「くまさんですよ」
　「もう！レッドったら、子供じゃあないんだから」小３娘は憤慨した。ケーキ攻撃に続くぬいぐる
み攻撃にも機嫌は直らない。

　こちらでは３人も獣皇剣を奪われてしまう。

　「どんどん赤ちゃん扱いになるねえ」ついにガラガラを取り出したレッド。

　「オニさん、こちら」自分がオニのくせにツエツエはガオをからかって剣の争奪戦は続く。
　「おまえら、おちょくっているのかよ？」剣は４本までオルグのものに。

　ふがいない男衆にホワイトの怒り爆発。
　「お嬢ちゃんが男にまざってがんばっているんだぜ、いたわってやれよ」とレッドは優しい。
　「あー！！」
　「あー！！！」
　ＣＭ前後のアイキャッチが変わっていた。
　「でもテトムが全面に出ていてもドキドキしないなあ」かみさんはきびしい。テトムに比べて埋ま
りきった頬骨のラインが違和感を感じさせるのか？
　「ドキドキといえば、５５５のマツリちゃんは「ｅｆ」のＣＭに加えていくつものＣＭでブラウン
管で目立ってきたね、りっぱ、りっぱ！！」うれしいが、５５５終了後、こんなに準備期間が必要な
のか？女優修行もつらいねえ。

　風太郎がホワイトをなぐさめる。
　「ヒーローはいつでもくーるじゃなくっちゃ。落ち込んでいるヒーローなんて最低だよ」叱咤激励
によりホワイトはやる気になった。
　「オルグ！みんなの獣皇剣を返すのよ！！」また１人オルグに立ち向かったホワイト。すでに獣皇
剣は食器セットになっていた。
　「なぜここでチャイコフスキー、ピアノ協奏曲第１番なんだ？」知っている曲だったので自慢そう
にかみさん、でもグリーグだかチャイコフスキーだったか、当てずっぽうだったらしい。
　「これでカジヤオルグを倒せないじゃあない？倒しちゃったら直す人がいなくなっちゃう」先読み
して心配がるかみさん。
　「オルグ倒すと元にもどるんじゃあない？それが普通じゃん！」こちらは先読みして泰然自若とし
ている小３娘。
　「ファルコンサモナーガンモード」レッドが助けに入った。
　「飛び道具とは卑怯だ」とカジヤオルグ。
　「アローモード」しかたなくレッドはモードを弓矢に代えた。
　「それも飛び道具だろう！！」オルグは指摘した。
　「違う！！！！！」言ってしまった手前、アローモードで殴りかかったレッド。
　「おのれ！カジヤのバカ力見せてやる！！」ギャグ入り。
　ピンチの２人を救いに３人も到着、チームワークは再構築された。
　「きた！」かみさん待望のシルバー登場。
　「破邪百獣剣」そして百獣召還しようとしたが、獣皇剣が改造されていてうまくいかない。
　それぞれナイフ、スプーン、フォーク、バターナイフの形の剣を点に向かって突き上げるが、効果
はない。
　「これってウルトラセブンのパクリ？」かみさんの知ったかぶり。
　「いやウルトラマンでしょう。カレーを食べていたハヤタ隊員があわてて科特隊本部の屋上に出て
天にうでを突き上げたが変身できず、それはフラッシュビームではなく、スプーンだったっていうエ
ピソードでしょう？リアルタイムで見た見た！！「ウルトラマンを作った男たち」の中では上層部が
猛反発したシーンだったけど、その後日本中の子らがウルトラマンに変身するときにはスプーンを使
うようになったっていう逸話を残したんだよ。あのころは番組関連グッズっていうのがなかったから
ぼくらはそうやって変身場面を体現したんだが、それが今のおもちゃ会社とタイアップして番組が作
られる現状へと流れているきっかけになったのかもしれないシーンだね。確かにグッズはほしかった。
あの頃にウルトラアイがあったらほしかったなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
だれも聞いていなかった。でもあのシーンがあって、今の我が家のパワーアニマルだらけっていう現
状につながっているんだと思う。
　ガオキングが呼べないためにハンター出動。しかし苦戦。
　「どうして？ガオライオンが呼べないのはどうして？」そう、せがれの指摘どうり、レッドの獣皇
剣だけはいじられていないはず。
　しかしレッドはファルコンサモナーを取り出した。
　「あれは５個入る！！」そうか、ここでガオイカロスをプッシュするのか？
　「サモナーには４個しか入んないんだけど、レッドの獣皇剣が合体するから全部で５個になるんだ
よね？」せがれも娘もくわしいったら。
　イカロスダイナマイト。
　そして獣皇剣は元に戻った。

　近頃事件が起こると必ず風太郎がいる？といぶかしがるガオの面々であった。

　ホワイトはレッドに感謝して今週は幕。



　「あーーーー！！あれってガオライオンのところに行こうとしているところだ」エンディングのＢ
ＧＶが変わってせがれは大喜び。
　「これはガオイエローが初めて天空島に行った時のだ！」よく覚えていることったら。

　巻末に撮影協力「江戸東京たてもの館」と出ていた。