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　「あー、ちょっと待って、見たいよ！」６歳せがれは「ピクミン」のＣＭが大好き。
　「ぼくたちピクミン、あなただけについていく・・・」小３娘はフルコーラス歌えるらしい。
　「じゃあゲームキューブ買って、ピクミンやるか！？」我が家は未だにＧＢ版ドラクエ３が終わら
ない。
　「で、ホワイトはだれのことが好きなんかねえ？」
　「イエローとテトムがくっつくかと思ったら、最近すっかりその役はシルバーにとられて、その前
はイエローとホワイトも仲良かったんだよね？」かみさんも娘も、女どもはこういう心配をしている。
　「ブラックは花やとだよね？」わたしもその話題に参戦した。
　「えー？ブラックはブルーとじゃあないの？」でも本当はブルーはホワイトが好きなはずだ。

　ＣＭ。
　「ショー見たね！！」戦隊ショーのＣＭを見て勝ち誇ったように６歳せがれ。
　「映画もみたしね！！」こちらもうれしそうに小３娘。
　「パワーアニマルもガンガン買っているしね！！」とかみさん。これが一番金がかかっている。

　前週の続き、決意あらたにフォーメーションプレーを誓う５人！！
　「あれ？これ見たよ！！」出鼻をくじかれた、先々週のテープが入っていた、今日は２０日の土曜
日。
　「悪い、おれ１人でいる時にアギド見るのにテープ入れ替えていた・・・」アギドは大人しか見な
いのであった。
　テープ交換。
　「うちのクラスの教え子くん、ブルーが好きみたい。葛西臨海水族館で「ぼく、シャークが見たい
んだよ！！」って言ってたよ」かみさんは今週、学級の子らと修学旅行に行っていた。
　「サメってこわいんだよね？人喰いザメとかさ」今日のせがれのくつ下はガオブルー。

　オルグアジト。
　美食家のラセツは阿吽の配下を失い落ち込んでいる。
　ウェートレス姿で媚びを売るツエツエ、ヤバイバ。そしてオルゲット兵。
　「３５歳のくせに・・・」ツエツエのキャピキャピのウェートレス姿に文句をいうかみさん。タイ
ムショックに出たがために年齢がばれてしまった。
　「我が口に合う料理人オルグをさがせ」とラセツ。

　「出た！！炭火焼きオルグ！！見たとたんにそうか？と思ったけど、やっぱりそうだった」
　「今時焼き肉やを応援しないわけにはいかないからね。風評被害が出ているし」この時期アメリカ
のアフガン攻略問題に負けじと狂牛病問題が深刻化している。

　「今週はかなりギャグが入った巻だね？」いやいやガオレンはシリアスな巻の方が少ないよ。
　下町風の風景の中で追いかけっこをする炭火焼きオルグとヤバイバ、ツエツエ。そしてガオ５人。
オルグを見失ったが、ブラックの嗅覚がなにかをつかんだ。それは屋台の串焼きの匂いだった。
　「おい、その暑苦しいのを脱いで、そこに並びな」おっちゃんに言われて、ガオは装着を解いた。
　金なしでごちそうになるガオ。
　「すげえ、食べ過ぎじゃあないの？」うれしそうにせがれ。
　「こいつら金なしでどうやって生活しているんだ？」かみさんは指摘した。
　イエローは鶏肉が食えないので（ポリシーから）ブラックに食べてもらう。
　「じゃあブラックは牛肉を喰わないのか？」ガオピッグはいないから豚肉は大丈夫だ。

　味が分かる客だと、大サービスを受け、満腹でガオズロックに帰った５人。
　オルグのことを忘れていた。

　土手では炭火焼きオルグとヤバイバたちの追いかけっこが続く。

　ガオズロック。
　食休みの５人。
　「あ！タオルケットがそれぞれの色だ！！」うれしそうにかみさん。
　「今頃気がついたの？もう分かっていたよ！」小３娘は小３らしく母親を酷評した。
　出動。

　オルグの引く屋台を見ておっちゃんの身を案じるガオ。装着変身。
　「ブライジングファイアー！！」
　「炭に火たけてもどんなもんだか？」おー、最近禁を破ってわたしも批判しやすい。
　逆襲に出られて炭火焼きオルグを見失う。
　オルグが残した炭の品質から「おっちゃん＝炭火焼きオルグ」同一人物説を思いついたブラック。
実はその通りで、昭和２０年代から人の幸せのために人間に化けているという。
　「人が喜ぶのをうれしがるなんてオルグ界じゃあ変人だ」観念してやられようとするオルグ。
　「やるならひと思いにやってくれ」
　「炭火焼きオルグっていうのはいい人なの？」せがれも意外な展開におどろいている。
　「世の中にいいオルグなんていねえ」イエローが答えた。
　「でも人に害をなすんじゃあないらしい。オレはオルグなんて見なかったぜ。後はおまえに任せる」
孤高のオルグハンターは去った。そしてブラックも・・・。

　ＣＭ。

　屋台を引いて歩く炭火焼きオルグ。風太郎少年に出会い、ごちそうする。
　「うまいよ、よく焼けている」
　そこへツエツエ、ヤバイバ。
　「おいらオルグから足洗ったんだ」協力を拒否する炭火焼きオルグ。ヤバイバの無法に真っ赤にな
って我を失ってしまった。ヤバイバはせっかくの串焼きを地面に捨てたのだ。
　ガオ到着。
　悪いのはあの２人だと割って入る風太郎少年。
　うなぎの蒲焼き攻撃をしかけるオルグ。
　「どんな攻撃なんだか？今週の脚本家はすごいね、一線を画しているね」感服したらしいかみさん。
　三味線のＢＧＭのもと、人情味あふれるブラックとイエローの攻撃、いや、説得。
　「人間にもどってくれ！！」
　その甲斐あって正気にもどったオルグ、今度はラセツの攻撃をうけてしまった。
　「今度生まれる時は人間の料理人になれてー」悲痛。ガオの目前で力つきた炭火焼きオルグ。しか
も巨大化させられた。怒りの２人。
　「今日はおっちゃんを倒していいかどうか？っていう葛藤はなかったね、「あれはもうおっちゃん
じゃあねえ！！」なんて言っていたものね？ほら、あれはなんだったっけ？ビーファイターに出てき
た、ほら、赤いのが交代してすぐの話だよ」かみさんは記憶の引き出しがうまく開かず、苦しんでい
た。
　「重甲ビーファイターは正解、怪人はゴルゴダル、赤いっていうのはレッドル、そして交代したの
は鷹取舞でしょう？」なぜかスラスラと記憶の引き出しが開いたわたし。あれはいい巻であった。
　百獣召還ガオイカロス。
　「よく覚えていたねえ、そんな名前だったよ」感心するかみさん。たまにはパパの威厳を示したか
な？わたし。
　「あれ？なんだあっという間に倒しちゃったね。昔話している間に」ストーリーに時間をさいたの
か、ロボ戦はあっけなかった。

　おっちゃんの屋台を前に感傷的になる５人。おっちゃんの生まれ変わりを祈る。
　「ひょっとしたらもう生まれ変わって、どこかで屋台引いているかも」
　「今イエローにホワイトがおんぶしていったね、仲いいねえ」娘は指摘した。
　道のこちらではおでんやの屋台。風太郎少年におでんをごちそうしているのは、なんとあのおっち
ゃん。
　「もう生まれ変わっているよ」せがれも驚く変わり身の速さであった。
　「やっぱり子供向けにシフトして作ってあるだけあって、葛藤が浅かったねえ」もっと倒していい
かどうか苦しんでほしかったらしいかみさん。
　「じゃあこんどはオデンオルグっていうのかね？」うれしそうにせがれ。彼も葛藤は感じなかった
らしい。
　「ねえ、今週はシルバー出なかったね」シルバーが出ないとつまんないのかな？小３娘。