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　「さあ、ガオレンだよ！」夫婦とも勤務校の運動会をひかえ、またかみさんは１１月の養護学校研
究会の授業者、わたしも転任早々ながら秋の指導主事訪問の授業となっており、２人とも「指導案」
の文字が頭から離れない。視聴はまた土曜日までずれこんでしまった。
　「ねえねえ、さっきの黄色い丸の中にゴッドがいた！」と６歳せがれ。
　「うん、いたいた！」と小３娘。テレビくんでの情報収集も行い、映画視聴を楽しみにしている２
人。特にせがれは「ゴッドに会いたい、コングに会いたい！」とうわごとまで言いそうな勢い。

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　９月２３日に湯馬一家は映画ガオレンジャー「火の山吠える」の視聴をしました。日頃映画館に足
繁く通う方ではない、わたしにとっては封切り２日目に行くなんて、なんて画期的なことか！？
　混雑が予想されるために、全席指定となっており、そのためかえって１本持ち越しとなった待ち時
間に買い物ができたなど、よかったかもしれない。

　内容は秘密、著作権云々の話もあるから。

　でもおもしろかった！アギドもよかった！
　ではほんのちょっと・・・。

　テトムはもうシリアスな世界には帰って来られないかもしれない！？女性陣のセラミュー色に加え、
ブルー以外にもジャニーズ色を入れたガオはティガを目指すのか？

　さあ、出かけましょう！！

　「５５５の上着はよかったよね！どこがいいって、みんな色が同じだったから実用に耐えたよね？」
ガオレンジャンバー発売のＣＭをみながらかみさん。まだ５５５ジャンバーを買えなかったくやしさ
が紛れないらしい。
　「そりゃあそうだよ、あれは大人用に販売されていたジャンバーが元になっているんだもの、実用
が先行していたからね」でも大人用は高かったねえ。

　１０００年の邪気が消え、意気揚々としたメンバー、しかしシルバーの気は晴れない。
　「あれ？シルバーもいっしょだね？」ってかみさんが指摘しないのでわたしが言ってみた。
　しかしすぐに単独行動。
　「１０００年の邪気は消えていない」

　オルグアジト。
　ウラは大工仕事。
　「ハムスターのおりかよ？」ヤバイバ。
　「ウラ様は自分の死を予感して・・・」棺桶を作っているかと勘違いする２人。
　「ちがうの〜〜」だって！違うよね、そんなの！！」ヤバイバたちの寒いギャグに反発する小３娘。
お父さんのＨＰの掲示板のご訪問者様たちには好評なんだよ、これが。

　シルバーをおちょくりオープンカーで去るツエツエ、ヤバイバ、シルバーはウルフローダーで追う。
　「もうすぐ時は来る」ツエツエの背景には大きな満月。
　「時は来た」颯爽とウラ。１０００年の邪気によって月はかげり、ガオウルフの心は曇った。
　再三、邪気の封印はウラに解かれた。
　「邪気の封印を解くにはおぬしが必要だ」シルバーは拘束された。

　ガオズロック。
　たいへんなオルグ反応に緊急出動の５人。
　「ガオウルフが邪気を呼び戻そうとしているのよ」ホワイト。
　流れを説明してくれるのは作戦を考えた敵方ではなく、ガオの面々。
　「どうにも説明調のセリフが続くねえ」かみさんはこういうシチュエーションには過敏に反応する。
　「リゲーター、ハンマーヘッド！ガオウルフを止めてくれ！」シルバー。しかし３体はシルバーの
許しなくガオハンターイビルへと合体。
　「そう！ガオハンタージャスティス以外にも名前がついていたのね！？」うれしそうに意外そうに
かみさん。
　「ガオレンジャーってなかなか「命名」の物語だよね、「ガオキングアナザーアーム」にしてもさ」
そう言えば、映画版ガオレンジャーではガオキングに代わるロボとしてガオゴッドが出てくるが、そ
の根幹となるパワーアニマルもそれぞれガオライオン、ガオイーグル、ガオシャーク、ガオタイガー、
ガオバイソンに代わる命名がなされているのがおもしろかった。というよりガオライオンの代理には
アイデアに詰まった様子があって、製作サイドに同情したものだ。
　そしてガオ変身。百獣召還。
　「５対３じゃあずるいよ！！」パワーアニマルの数でガオキングサイドの方が圧倒しているという
６歳せがれ。正邪に関わりなく、どうやら彼はハンターびいきとなっているらしい。
　ガオキングの分が悪い。
　「おれはロウキにはもどらない」はりつけのシルバーは言った。
　「お！来た来た、さっそく来たんだけど、なんだっけ？」シルバー、キングのピンチに新顔でまだ
名前を覚えてもらっていないパワーアニマルがやってきた。
　「ガオディアス！」小３娘はきっぱりと言った。子らは覚えているのだった。
　「よく知っているよね？」

　ＣＭ。

　「シャボン玉とんだ」はりつけのシルバーの回りをスキップする上機嫌なツエツエ、ヤバイバ。緊
迫感がない。邪気の復活にかけて三択問題を出している。
　「ファイナルアンサー？」どこかの番組にこんなのがあったな。
　「ファイナルアンサー！」シルバーのハスラーロッドはウラに操られ、邪気が解放された。
　シルバーに降り注ぐ邪気。
　「おれは二度とロウキにはならん！！」苦しむシルバーのもとへもどってきたＧブレスフォン。
　シルバー、ロウキ、ガオシルバーの三態のどれで定着するのか、ますます苦しむシルバー。

　ロウキで定着？

　ロウキ大爆発！！
＝＝＝＝＝ガオシルバーは勝ったのです＝＝＝＝＝＝＝＝
　ジャスティスにもどったハンター。
　「この時を待っていた」媒体となるはずのシルバーからも解き放たれた邪気はウラの体内へと。邪
気と合体することがウラの真のねらいだった。
　「ウラ変身、トゥ！！」かみさんが大便した、いや代弁した。
　ウラ究極体。
　「それじゃあデジモンだね！？」小３娘。
　「しかもかっこよくない！！」よけいなお世話を言うかみさん。
　「声も変わったかな？」変身してからの一時は「オジャル、オジャル」と言わなかった気がする。
　ウラ究極体は強く、シルバーもガオ５人も跳ね返されてしまった。
　「シルバーとレッドが一番やられている！！」せがれは心配している。
　「今日はロボなしで終わるからさっきもう出しておいたのかね？」よけいな心配をするかみさん。
　「負けてたまるか！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」一人立ち上がり、突進するブ
ルー。
　「とどめはそちから刺すでおじゃる」ウラ究極体。
　「あ！オジャルって言った」そんなのんきな指摘をしているどころではなく、ブルーはマスククラ
ッシュ。
　「ブルー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」５人の声。
　マスクの中の目は閉じていった。ウラの哄笑がひびく中、ブルーは横たわっている。
　「いいところで終わっちゃった！！でもいいや、明日見られるから！！」小３娘はこの非常時のこ
とを「いいところ」と表現した。
　「いいところじゃあないんじゃあない？」緊迫感ない娘に声をかけるかみさん。
　「だからあの後が知りたいんだよ！？」ようするに娘は「盛り上がったところ」と言いたいのだっ
た。
　「だってブルーが死んじゃったんだよ！！」おどしをかけるように追求するかみさん。
　「えー！まじ！！？？あれだけじゃあ分かんないよ！」あくまで正義は死なないといいたいらしい
小３娘。
　「そうかね？」そうだよね、勧善懲悪の番組で途中戦死なんてと思うよね？
　「じゃあフラッシュマンと同じになっちゃうの？イエローがみんんを守るために死んじゃって、別
の人が新しいイエローになったんだよ！」おお！娘は前例も知っていた。
　次回予告＝「百獣戦隊、全滅！！」
　「あー！予告予告！！」彼女にとっては今週の予告ははずせない重要性を持っている。
　「えー！！全部死んじゃうのか？」鮮烈なタイトルだったらしい。
　「ブルーだけじゃあないのか？なんだ」こっちはつまらなそうにかみさん。てっきり「早死に」か
ら「降板」を予測したらしい。全員死ぬなら、それって生き返ることが前提になるから。
　「レッドとシルバーだけ生き残るんじゃない？」６歳せがれは希望を捨てなかった。確かにそうと
も理解できる予告だった。
　「これでジェットコースターに乗ってレッドとシルバーが攻撃を仕掛けるっていうのが、今までの
行楽遊園地の戦隊ヒーローショーのパターンだったんだけど、ジェットコースター、なくなっちゃっ
たねえ」次回予告を見て、わたしにも安堵感が広がった。
　「ザオリク・・・」反対に「全滅」という予告は娘にはショックだったらしい、復活の呪文をそっ
とつぶやいた。