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　「お母さん、ちょっと来て、おもしろいの！」６歳せがれがかみさんを呼ぶ。
　「なにが？」脳天気にかみさん。今年の夏は関東では猛暑とはならなかった。夏バテをしやすいか
みさんが夏バテをしなかったので、夏ヤセもしなかった。このまま秋を迎えて、彼女はどうなるのだ
ろう？
　「ほら、見て！小さいよ」６歳せがれのガオレン視聴のお供は「アンパンマン・ビスケッチョ」チ
ョコでできたアンパンマンキャラクターがついていて可憐なのだという。

　「お？」シルバーの定宿はプールバー。
　「毎日それで楽しいのか？」プールバーのマスターがナインボールを教えてくれるという。
　「そりゃあそうだ」たった３つの玉をはじくだけじゃあね。もっとも４つ玉、３つ玉なんていうの
もあるけどねえ。
　シルバーはナインボールのルールも知らないし、なにより算用数字を読めないらしい。
　しかし、風が呼んだ。練習は中断。
　「あれ？この笛の音って・・・」小３娘は異変に気づいた。
　「あれあれ？」６歳せがれは次週予告を見てからこの瞬間を待っていた。
　「あ！ロウキだ！！」これはとってもうれしそう。
　シルバーの前に「ロウキ」登場。

　ガオズロック。
　「おかしいわ、こんなこと、絶対にあるわけないよね？」シルバーに転生したにも関わらず、ロウ
キの波動の出現に戸惑うテトム。

　「ね、ほらほら、あれあれあれ！！！」興奮気味のせがれ。
　「なにさ？」
　「ロウキだよ！！ロウキ！！！！」とってもうれしそう。彼は新ロウキの登場とともに新ガオハン
ターも登場すると予想して待ちかねていたのだが・・・。
　装着変身してシルバーとロウキの対決。
　「あれ？ロウキ強いじゃん？今週は「復活したロウキの中身は実はヤバイバだった・・・」ってい
うオチがつくのかと思ってたよ」お！なかなか二番煎じなアイデアでおもしろいことを言いだしたか
みさん。
　「本当！ロウキ強いじゃん！！」こちらはそんなにロウキの再登場に感慨はない小３娘。
　「手を出すな！」救援にかけつけた５人を制止するシルバー。
　「１０００年の恨み、これで終わりだ」再登場ロウキはまだ恨みを引きずっているらしい。
　「ねえ、勝利確定直前って、なんでみんな語り出すのかね？」なぜシルバーとロウキが分離できた
のか、をとうとうと語り始めた新ロウキ。
　シルバーの体内にあった邪気が再凝結してロウキになったのか？

　傷ついたシルバー、しかしホワイトの解法を拒む。するとホワイトの目からは涙が。
　シルバーはホワイトを拒絶したまま再び装着変身、ウルフローダーで戦いの場へ。
　「ウルフローダーって、変身しないと乗れないのかね？」とかみさん。
　「うん」そんなことどうでもいいや、とばかりにぞんざいに小３娘。
　「ううん」そんなこととんでもないよ、とばかりに真剣に６歳せがれ。
　シルバーとロウキは爆煙の中に消える。
　その爆煙の中から姿を現したのはロウキのみ。しかしそのロウキも倒れ、黒い面にもどってしまう。
　面をめぐってヤバイバ、ツエツエとシルバーの争奪。
　「・・・・・・・」声もなく見入る娘。
　「・・・・・ング」そして６歳せがれは息を飲んだ。

　ガオズロック。
　あれはヤミオオカミの面、というらしい。
　キズ養生する５人。

　たき火にあたるシルバー。
　「ムラサキどののくれた薬草もつきたか・・・」１人になったときにシルバーの口をついて出るの
は「ムラサキ」という先代巫女の名前。
　闇から再々度復活したロウキが襲ってきた。

　ガオズロック。
　ウルフの宝珠が５人に急をつげる。
　「ホワイトはホワイトなのにパジャマはピンクだね？」かみさんはよけいな心配をしている。
　「それにしてもテトムを差し置いて小娘ホワイトがシルバーに急接近だね？」あいては１０６６歳
だそうだ、いくらなんでも年齢差が大きすぎる。
　「パワーアニマルが腕どうし、似ているしね」かみさん。
　「あのね、似ているだけじゃあなくってね、変形の仕方も同じなんだよ！！」これは本来６歳せが
れがいいそうな言葉だが、実は小３娘もパワーアニマルでよーく遊んでいる。
　「そろそろとどめを刺してやる」ロウキにおいつめられたシルバーは装着も解けピンチ。ウルフロ
ーダーが割ってはいる。
　「ガオウルフも言ってくれている、いっしょに戦わせて！！」ホワイトの願いは届くのか？
　「おまえたち、おれに命を預けられるか？」
　「あら？急にすっかりリーダーになっちゃったね？」これはおどろき、おどろき。
　「いくぞ！ガオアクセス！！」シルバーが完全に仕切っている。
　「６人で！！って言っているけど、今までこんなに６人組を協調した戦隊ってあったのかな？」か
みさんもおどろいたが、「１０００年前も今もガオレンジャーは６人だ」なんて言い切っているから
なあ？
　「鮮烈の銀狼、ガオシルバー」
　以下イエロー、ブルー、ブラック、ホワイト、レッドの順。
　「あれ？レッドは最後になっちゃったの？なんで？」小３娘は名乗りの順番にはこだわる。
　「一番最後っていったら、副班長だよ！！！！」彼女の登校班では副班長が最後から小さい子の面
倒をみながら歩くらしい。これまでのレッドのがんばりからいって、降格人事の思え、納得がいかな
いらしい娘。
　「一斉攻撃だ！！」せがれは複雑なことは考えていない。
　急に勢いが悪いロウキ。
　「邪気玉砕」
　「そうか、書いてみると分かるが、ギョクサイって玉でくだくって書くのね」変に納得。
　「あれ？またロウキはやられちゃったの？」今週のロウキ、強いんだか、弱いんだか？
　「そしたらロボはどうなるんだろう？」息子のためにロボ戦ナシはかんべんしてほしいかみさん。
　「我に力を！」ロウキは自力で巨大化した。
　「百獣合体、ガオハンター」
　「百獣合体、ガオキングストライカー」
　「あー来たーーー！！」すごく興奮してかみさん。
　「ウニウニウニウニ、もう１回見たいよ」こっちも大興奮の６歳せがれ。
　「マジマジマジマジ、かーわいい！！」我が家ではガオマジロ支持派が過半数を占めたもよう。
　「一度でいいから、空の方の足でけってしまって「マジロがはまっちゃう」っていう場面が見たい
ねえ？」
　ところがガオマジロはロウキに補足されてしまい、千本ノックをうけることになった。
　「マジロ痛いね？きっと、いろんなことさせられて！！」なんでパワーアニマル風情にこんなに同
情的なんだろう？支持率は高まるばかり。そのうち箱根でキャッチボールしたりして」
　ハンターが放つ強力マッセの逆回転攻撃にロウキは苦しめられる。
　「リボルバーファントム！」
　面は割れ、ロウキはくずれ落ちていった。
　シルバーを支えるレッドとホワイト。
　「ダカラ飲みたい！！」６歳せがれ。
　「あ、わたしも！！」ロウキが消えたら子らの関心は薄れてしまったらしい。
　ウラが登場。
　「マロはピンピンしているでおじゃる」
　「このシルバーのジャンバー１９８００円なんだって！」
　「どこで聞いたん？」興味をしめるかみさん。
　「宇宙船っていう雑誌」
　「ちょっとガオシルバーったらプッシュされているよね！今までの６人組は紅しょうがみたいに付
け加えだったけど、ずいぶんメインディッシュになっているよね？」そうかもしれない。
　「タイムファイアーはあくまで別チームだったしね」
　「メガシルバーや黒騎士は役者さん自身が別格の兄貴分だしね。
　「キングレンジャーはけっこうチームになっていたよね？」そうかもしれないね。
　「うん、黒騎士は死んじゃったと思っていた兄さんがもどってきたんだからね」そう、劇中の設定
でも先輩格が復活してきたことになっているものね？