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　「今週のガオレン視聴のお供はナシだよ〜〜〜〜」脳天気にかみさん。
　「ねえ、そのナシ、おじいちゃんちのナシ？」と６歳せがれ。お盆休みに出かけたかみさんの実家
はナシの産地だった。
　「そうだよ、あれ？これ今までとかわらないねえ」ビデオは番組直前のアイキャッチを流し始めた。
　「ちょっと待って、ねえこのビデオ、いつの？」確認にはいったわたし。
　「まさか、今週のビデオのままなんじゃあない？」夏休みとはいえ、仕事は追いかけてきて、１週
間遅れになってしまったガオレン視聴ゆえのハプニング、今朝エアチェックした８／１９のビデオを
見始めていた我が家、急いでビデオテープチェンジ。

　「早送りしていい？」でも小３娘のビデオ視聴にかける意気込みはなかなか高い。やる気十分だ。
　「う〜〜ん、ちょっと待って」歯切れ悪く、わたし。主題歌のバックの変更が気になっている、今
週あたり、ガオシルバーの映像が入ってくるはずだから。
　「ああ、シルバーが出てくるかもしれないからか」さすがに小３娘は飲み込みが速かった。彼女は
そろそろＢＧＶ変更のツボが分かってきている。
　「ああ、オオガミツクマロが出てくるかもってか？」どうやら６歳せがれも事情が飲み込めたらし
い。

　「うーん、とうとう素のままのシルバーは出てこなかったね」今週のシルバー挿入はほんの少しだ
った。
　「変身したのは出てきたけどな」せがれ。

　前週の続き。
　ウラを倒したシルバー。

　ガオズロック。
　ウラの波動が消えたが安心できない５人。
　「でもパッとお祝いくらいしたいよね」レッド。
　「もっともなことをいうやつだな」一山超えるごとに祝宴は必要だと思うわたし、でもこういう　発
想を三浦参謀長ならどう想うのだろう？
　「ならシルバーも呼ばなくっちゃ」気配りのホワイト。
　「誘ってもきてくれないよな？」ブルー。
　「待たれい！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
コーテーションマークをいくらつけても足りないような勢いのイエロー。
　「人と人との溝をうめる方法がある！」
　「カラオケパーティーか？」レッドも好きらしい。
　「イエローって下着がおかしいよ、はでなんだもの」今週のイエローには特に違和感を感じたらし
い６歳せがれ。
　「ジャンバーの下のシャツが赤いし、もようが入っているよ」実際に服装のことをいいたいのでは
ないと想うが。

　オルグアジト。
　ヤバイバは次期ハイネスデュークオルグへの立候補をする。

　ガオはパーティがお預けとなってしまって、出動。
　「今は戦っている気分じゃあないんだ」ブラックは気が急いている。
　「早いとこやっつけてカラオケパーティだ」イエローも面々もすっかり気が急いている。
　そこへ鬼姫と名乗るハイネスデュークオルグが登場、とても強い。
　「最初が目で、次が耳と鼻だったでしょ？今度の幹部、モチーフはなんなのさ？」イメージしてい
た幹部像と違うのが出てきたらしく、違和感をうったえるかみさん。
　「あ、シルバーきた」ホワイトも小３娘もシルバーが登場するとうれしいらしい。
　「おまえたちに会いに来たんじゃない、風がオレを呼んだだけだ」シルバー。
　「こしゃくな」って鬼姫がいう通り、「こしゃくな」ことを言うやつだな」なにがいいたいのか、
なぞは深まるが、かみさんはなにか言いたいらしい。
　「トンガリくんみたいなことを言っているねえ」小３娘はキザなやつというと、「ハムちゃんず」
のトンガリくんを思い出すらしい。わたしたちの世代だったらスナフキンだが。
　「あ、それでね、着てるよ！」ガオからプレゼントされたジャンバーを着ているのがうれしい娘。
　しかしシルバーの心は開かない。
　「シルバーとか、シロガネとか、ツクマロとか、呼び名がいっぱいあって、よくわからないなあ」
ねえ？

　プールバーでくつろぐシルバー、生身だが宝珠でビリヤードをしている。テトムからダイレクト通
話が入る。カラオケの誘いだ。失礼にも切ったシルバーだが、「ムラサキ殿も音曲が好きであった」
と甘酸っぱい思い出が、「もう一度誘われたら行こう」と決意させる。ビリヤードのキューをマイク
スタンドに見立てて発声練習を始めてしまうシルバー。
　「・・・・・」恥ずかしそうに顔をそむける娘。やってほしくなかったらしい。
　「なんだい、キャラが定着する間もなく、シルバーにもギャグをやらしてしまうのか？」つっこみ
を入れるかみさんだが、変だな、元々彼女はカーレンジャーが大好きなくらいだから、この手のノリ
は嫌いじゃないはず。タイムレンジャーの永遠の別れを見て以来、シリアスじゃないと許せない体質
になっちゃったのだろうか？

　「カラオケオルグたーんじょ〜〜お〜〜〜」コブシを利かせてオルグが名乗りを上げた。
　「ねえ、イエローったら急激に変じゃあない？シルバー出てきたおかげでニヒルなキャラを召し上
げになったのかな？」イエローの豹変が規定の路線だったのか、路線変更なのかに興味を持つかみさ
ん。
　「どうだろう？最後までニヒルで通すのだったら、「イエロー」っていうカラーイメージがじゃま
をするしなあ」かつてはカレー大好きで、最近では牛乳が大好きな、正当派を生みにくい色だと思う
わたし。
　「逆に、あんなにニヒルなのに、どうしてイエローなのか？っていうなぞが解けたとも思えるよな
？」自分の言い回しが読みとれないわたし。
　「その上シルバーも出るとすぐにギャグに染まったし・・・」だから、彼女は戦隊にギャグが相当
数入り込むのが歓迎なのか、拒否なのか？ちょっと大人のドラマ志向に極端になったらしい。

　ネコ語で危機をうったえる人々。
　「なにいっているか分からないよ」困惑するガオだが、
　「おれは獣医だ」レッドが通訳する。
　「はは、これリフレインするレッドの名セリフに育てるつもりかな？」５５５なら「人の命は地球
の未来」っていう強引なフレーズが繰り返されてよかったよな。
　カラオケボックス潜入。
　するとリモコンを奪い合うようにカラオケに熱中してしまう５人、特にイエロー。
　ほくそ笑むヤバイバ、鬼姫。
　歌い終わったイエローの得点は６２点だった。
　５人もとうとうミャオミャオとネコ語でしかしゃべれなくなってしまった。オルグのわなにはまっ
てしまった。
　カラオケオルグ登場。
　「こいつの方のスピーカーったら、ＣＯＬＧじゃなくってＯＬＧＵだぜ！」細かい製作スタッフの
心遣いに感謝の念が浮かぶわたし。

　ＣＭ。
　「あー、早送り早送り！！オネエは急げ状態になっちゃったよ」自分で言っている通り、小３娘は
コマーシャルが待てないくらい楽しんでいるらしい。他の番組ではこうまでならない。彼女はガオレ
ンを明らかに気に入っている。

　ネコ語での「ガオアクセス」ではＧフォンが受け付けない、装着不能。ピンチ。
　「ホワイトはネコ語でもかわいいねえ」まあ、もともとトーテムがネコ科の白虎だからねえ。
　５人のピンチにシルバー登場。
　「走ってきたねえ、ご苦労様だねえ、孫悟空みたいにキントウンないと遠距離通勤はつらいねえ」
世界陸上での日本女子選手の活躍はみごとだったな。
　「オレを誘わないからこんな目にあう・・・」文句いいたげなシルバー。
　「ガオアクセス、サモン、スピリット、オブディ、アース」１人目立って変身、戦闘態勢に入った。
　「でもさあ、本当は誘われなくってよかったんだよね？」６歳せがれはストーリー展開のツボを理
解して見ている、今はもうロボ戦だけの男からすっかり脱却した。
　「そしたらシルバーもミャオミャオいいだしちゃうからねえ」６歳娘、オオカミだったらミャオミ
ャオは似合わないといいたいか？
　シルバーはあっという間にカラオケオルグを倒した。
　５人に声がもどった。
　「おれたちも行くぞ！」
　「って言っても、もうオルグは倒されちゃったよね？」いぶかしく思う娘。
　「ツエツエいないから、巨大化できないしね？」かみさんも前途を心配する。
　・・・・・・・・・・・。
　「そうか！？まだデュークオルグが残っていたんだね？でも・・・」とってもいぶかしげな娘。
　ウルフローダー登場、ガオウルフがバイク形態になってシルバーの援助にきた。
　「あら？急に仮面ライダーになったね？」だからなんだといいたいのではなく、口にしてみただけ
の考えなしかみさん。
　「あのサイズのウルフがこのサイズのバイクになるなんて、質量保存の法則が働いたら、重量どれ
だけのバイクになるんだよ！ところで東映は一貫してバイクはスズキから提供をうけているらしいな、
その昔、本郷猛が愛用していたのはＧＴ３８０だってこの前本で読んだけど、その頃のバイク、中古
でみつからないかな？」ブツブツと家族に聞こえないなかでつぶやいたわたし。今の愛車はスズキの
ＧＴまでは一緒だけど、１２５ｃｃだし、時代も本郷猛が活躍した３０年前にちょっと届かない、２
５年前の１９７７年製。
　「でもさあ、あのデュークオルグは倒せないんじゃない？」鬼姫をおいつめるのは予想と違うと言
い張る小３娘。
　「えーーーーーーーーー！？」でもやられちゃったのを見て、６歳せがれも違うという。
　「なんでーーーーーーー！？」つまり子らは新登場の幹部だから、何週間かは安泰のはず！と思っ
たらしい。シリーズの展開を読めるようになった。大人じゃん！？
　鬼姫が消え、現れたのはツエツエ。
　「ウラ様のパワーが消えてしまった・・・」そうか、あれはツエツエのパワーアップバージョンだ
ったのか？
　「こうなったらいつものあれで・・・」カラオケオルグ、お約束の巨大化。
　「なんだ、そうだったのか、すぐやられちゃったから、心配しちゃったよ」だれがだれのことを心
配したのかせがれは安心したようにいう。
　「そうだよね、今週は１週のためだけのキグルミが２体も必要だったんだよね」かみさんも納得し
たようだが、でもこの２人の言い分はすれ違っているように思うのだが。
　「こちらはガオライノスで行こう」ブラック。
　「ライノスだって！！」今だＧＥＴしていない下半身にせがれの目が輝く。
　「いいねえ、ライノスの変形シーンが見られるねえ」かみさんも気に入っているらしい。
　しかしガオハンターもガオキングストライカーもカラオケオルグのオンチッチ攻撃に大苦戦。
　シルバーの機転で形成逆転すると、
　「ガオレンジャー、今だ！」とどめを促すシルバー。
　「って、あんただってガオレンジャーでしょう！！」まるでかみさんのようなつっこみを入れる小
３娘。以前は必ず製作サイドの味方だったのに。この子は我々と同じ様な視点で戦隊シリーズを見る
ようになったのか？
　ガオマジロ、アップ。
　「あーーー、かわいい！！」そうかと思うと急にガキの視点にもどる小３娘。
　「ねえ、ガオマジロさあ、入っていない方の足でけったら、入っちゃうんじゃない？」つまり右足
から出動したガオマジロを右足でキックしたら、キックしたはずが、その空間に収まってしまうのか
も？と危惧するせがれ。
　「リゲーターソードでビリヤードしたんね！」彼もビリヤードという言葉を覚えた。
　シルバーサイドから発射されたマジロでしとめた。

　戦い終わって、
　「シルバー、今度こそいっしょにカラオケに」ブラックが誘う。
　「おまえとだったらすばらしいデュエットができそうだぜ」ブルーも誘う。
　「その必要はないだろう、群れるだけがチームワークを作るとは限らない」シルバー。
　「そうよね、完璧だったわ、あのコンビネーション」ホワイトは理解的。
　「オルグあるところに風が吹き、その風はオレを呼ぶ・・・」シルバー。
　「あんた、かっこいいよ！！！」イエロー。
　「もう、すっかり・・・、イエローったら」さて、このイエローの豹変は、既定路線だったのでし
ょうか？路線変更なのでしょうか？

　次週予告。「狼鬼、ふたたび」
　「ロウキがまた出るんだって、そうしたらガオリゲーターたちがたいへんだよ！！」とってもうれ
しそうにせがれ。
　「え？シルバーと、ロウキとどっちの命令を聞くか、困るっていうこと？」かつて３つのシモベた
ちは、バベル２世とパワーアップしたヨミとのどちらの命令を聞いたらいいのか、困ったことがあっ
たね。
　「そうじゃなくって、今度出るロウキも新しいリゲーターたちを連れてくるんでしょう？２匹ずつ
になっちゃうよ！？」またパワーアニマルが増えると思ったらしい。