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　「ねえ、そういえばさあ、ガオポーラーとガオベアー、オルグの仲間にされちゃったんだよね？」
不満そうに６歳せがれが口火を切った。
　「キリンとゾウでしょう？」小３娘は勘違いした。
　「クマもだよ」だいたい女衆は正式名称でパワーアニマルたちを呼べないらしい。
　「えー？そうだったっけ？忘れちゃってたよ」そう、教員夫婦の我々は学期末の忙しさや飲み会が
続き、ようやく家族そろってガオレン視聴ができたのは１週間後の７／２１。

　ガオズロック。
　ポーラーとベアーを奪われ、意気消沈のイエロー。
　「あ！髪型が変！！！！！！！！！！！！」そんなにコーテーションマークをつけなくっても、と
思うくらいにおどろいて見せるかみさん。ホワイトは髪型を変えて、おでこを見せていた。
　「ロウキをたおさない限り、この世に平和は訪れない」決意するセリフはかっこいいが、レッドた
ちはめいめいにパジャマや甚平姿。
　「ガンバ、ファイティングスピリッツ！！」空元気のイエローの目は泳いでいた。

　公園でツエツエとヤバイバ。幹部としてのリストラの危機におびえている。
　「上司に好かれる百ヶ条」という本を取りだし作戦計画を練る。
　「１００％ギャグになっちゃったね、とうとう。」ガオレン冒頭はこうではなかった２人。

　深夜の学校。忘れ物を取りに来た少年。
　「なんかいやな予感がするんだよなあ・・・」おばけ屋敷はきらいではないくせに、番組の行方に
危惧をする小３娘。
　人体標本オルグ登場。姉子の心配はいらなかったようだ。
　さらにおどしにかかったオルグを少年はあしらって去っていく。

　ガオズロック。
　「みんな来て」大地をゆるがすテトムの叫び。
　「オルグの波動よ」出動する５人。

　廃校の校舎後地がおばけやしきになっている。
　内心の寒さを隠して楽しそうに潜入するガオレン。当然オルグのわな。オルゲット兵扮するおばけ
を「こわい、こわい」といいながらやっつけてしまう５人。
　ツエツエとヤバイバは魂胆をみすかされ戦闘モード。
　「な〜〜〜〜〜〜んかな〜〜〜〜〜！？」ブツブツといっているのは小３娘。
　「どうしたの？」
　「う〜〜〜〜〜ん・・・・」思い通りのこわい展開にならずギャグで肩すかしされた小３娘は今週
のストーリーに入っていけないらしい。
　「なんか食おうかな？アメなめていい？」おやつモードに入ってしまった。
　「とどめだ、ホネホネバクダン！！」追いつめたのは人体標本オルグ。
　「ガオレンジャーをたおすのはおれだ」じゃまに入るロウキ。あの本を参考にロウキの力を利用す
ることにしたツエツエ、ヤバイバ。
　「１０００年のうらみ、はらしてやる」ロウキ。
　「憎しみ以外の感情を持たないきさま、かわいそうなやつだぜ」レッド。
　「ベアーとポーラーを返してもらうぜ」イエロー。
　そこへ割ってはいる子犬。ロウキにとってはなつかしい気がする犬にオルグが誤爆しうろたえるロ
ウキ。

　ＣＭ。
　「ロウキは本当は優しいのかね？」ＣＭの最中は急に母親じみた顔をしてみせるかみさん。
　「あの子犬には優しいんだよ」見ていないようでストーリーを追っていた小３娘。
　「もしかしてさあ、１０００年前から知っていたんじゃあない？」６歳せがれが無茶なことをいう。
　「ずいぶん長生きな子犬だねー」大人げなく６歳児に向かって突っ込みをいれるかみさん。ほめて
損した。

　ロウキのアジト。
　犬の治療がすんだ。孤独感を共有してやすらぐロウキと子犬。

　「なかま・・・」１０００年前に仲間とオルゲット兵相手に戦ったイメージがあるロウキ。巨大ロ
ボットの姿が浮かぶ。

　一方ガオレンは対策会議。
　「深夜にはだかでみずあび？」
　「オー！デンジャラス　アンド　ストレインジ！！」
　「どうしちゃったの？ハイトーンなイエロー？」かみさんは理解に苦しんでいる。
　新月の晩に人間の男とともにいた犬があれだったと思い出すレッド。

　人体標本オルグにもう一度チャンスをやるというツエツエ、ヤバイバ。
　「なんだかオルグも出して、ロウキも出していたら中途半端だね。そしたらオルグはギャグに染め
ておかなくっちゃあならないねえ。まっとうなシリアスな戦いはロウキにまかせてさあ」ツエツエた
ちがギャグキャラになるってことがうれしいのか悲しいのか？だから何がいいたいんだ、かみさん？
　理科室のビーカーをお湯をわかして作ったラーメンの味を賛美しつつ人体標本オルグは倒れた。
　巨大化。
　ガオキング登場。
　「えー、やっぱり？」ちょっと残念そうな６歳せがれ。
　「しかたないでしょう？ガオマッスルにはなれないんだから・・」今週の始めにはベアーとポーラ
ーが拉致されたってことを忘れていたのに豹変した小３娘。
　「アニマルハート！」
　「速いな、合体してまだ１分とたっていないぞ」時間を気にするのはいつものかみさん。
　ガオハンター登場。
　「来たれ、我が新しき魔獣よ」
　「なんかいやな予感がするよ」ビクビクと、でも本当はうれしそうなせがれ。だって彼はパワーア
ニマル中もっとも好きなのはガオリゲーターだと公言するようになったのだ。
　「やっぱり、やっぱり」まあ視聴者全員が予想していた事態になったわけだ。
　「魔獣武装」
　「フリフリ！！」合体おもちゃとテレビとがまったく同じく、腰を振ってから合体していくのが大
好きな６歳せがれ。
　先週まで仲間だったベアーとポーラーの攻撃を今週は我が身に受けるガオキング。
　雷鳴とともにとげとげ頭のロボ、ロウキの回想にあったのと同じ、登場。
　「ロウキ、思い出せ」と呼びかける。テトムもなにかを感じた。
　ロウキの気の迷いからガオキングに一本とられた。
　一本とった方のガオレンにもなぞが残る。

　「まさかやつが現れるとは。これではロウキの記憶が・・・」ウラは訳知りらしい。

　「じゃあ弟彦、遊ぼう」番組終了を待っていたかのように小３娘。
　「まって、サイが出るのが見たいの。予告が見たいの」パワーアニマル続々登場のＣＭの中で今ま
で移っていなかった動物がいるからと来週の展開を予測したせがれ。