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　ビデオ視聴に先立つ２時間前、帰宅直後の５歳せがれ。
　「ねえ、今日は晩御飯食べながらガオレン見てもいい？どうなっちゃったか心配でたまらないよ」
ガオレン結成以来最大の危機のまま１週間待ち続けたのでいても立ってもいられない様子。彼は一度
はガオレン最終回を覚悟したのだ。

　「ねえ、歌はとばしちゃあだめなの？早く見たくてうずうずしちゃうよ」こちらは小３娘。やはり
ガオレンの大ピンチの続きを見たくて気は焦る。
　「弟彦、サメが空を泳ぐとこがいいわけ？」我が家の三部作中最高のくいつきを見せる５歳せがれ
に聞くかみさん。
　「うん、こいのぼり大好きなんだ！！」彼にとっては空を泳ぐ魚は淡水魚でも海水魚でもなんでも
いいらしい。いよいよこいのぼりの季節も終わりだね！？

　「ガオソウルを凍らされて、変身も解け、最大の危機を迎えています」ナイスナレーション。
　「変身できなくちゃあただの小僧だ」ヤバイバ。
　「どうしたの？小娘！いつもの勢いは？」ツエツエ。１本角は勢いづいた。
　「とどめを刺してやる」
　でも５人は立ち上がる。
　小３娘はまばたきを忘れている。
　「５歳せがれは息をするのを忘れて見入っている。
　ガオの幼態＝ピヨちゃんは起きたが、でもまだピンチは続く。
　「ブルーに手を出すな」ブラック。
　「うーん、ここまで２人の愛を持ってくるのか？」製作サイドに不満は表明しないと常々言ってお
きながら、でもシオンとドモンの二番煎じと感じてしまい違和感がかくせないわたし。
　「普通死ぬぞ！」青黒のかばいあいにも毅然と言い放つかみさんは製作サイドに対して遠慮はない。
　キリンとサメの宝珠を捕られた。
「女性だから命をはぐくむ心を知っている」ホワイトはがんばる。でもトラとゾウの宝珠も捕られた。

　ガオズロックからピヨちゃんとテトム出動。
　「ピヨちゃんのピヨピヨ語はピカチュー語みたいだね、テトムはよく分かる」なにか言いたいかみ
さん。
　「だってさ、テトムは人間じゃあないからだよ」至極まっとうな小３娘の分析。
　ライオンの宝珠もシュテンに捕られた。
　「人間にも力がある」レッド。
　「ただの思い違いだ」シュテン。
　「おまえたちはここで死ぬのだ」お互いのアイデンティティーをぶつけある２人。
　振り下ろした刃を止めてさせる旋律が走りシュテンたち３人は苦しむ。
　「ふ〜〜〜ん、ヤバイバってあそこが耳なんだ」マエニナライみたいにしてヤバイバは苦しんでい
る。
　「ガオの心はこの星の力」テトムとピヨちゃんがやってきた。
　「人の心にも宿ります」ガオの幼態のさえずりを聞いてガオの戦士は復活。
　「ピーヨー」とサザエさんに出てくるイクラちゃんそっくりに喃語をいうピヨちゃん。
　「サモン！スピリットオブ　ジ　アース！！」５人は装着変身。
　「うーん、ピンチの連続だったから待ちかねた。かっこいいぞー」ちょっとうれしかったわたし。
　「コンクリートの上に「わざと粉をまいてあります」ってな感じの土ぼこりの出方だね、わざとら
しい・・・」なにか言わないではいられないかみさん。夏の旅行日程がなかなか決まらずかみさんは
イライラしてきたのかもしれない。８月初旬に北海道旅行に行きたい湯馬一家。最大の目当てはカシ
オペアなのだ。
　「ねえ、あの人たちは絵で描いてあるの？血とか出ているけど、ほんものなの？」おや！？小３娘
がなにかに勘づいてしまった。
　「ヤバイバたちってどうやって動いているの？」小３になった彼女は「演技」という行為の存在に
気づきはじめたのか？
　「ほうほう、３年生になるとそんなことが気になるようになるのか？」娘の成長に戸惑うわたし。
　「ううん、ずっと前から気になっていたんだけどさあー」そうか、親が気がつかないずっと前から
大人になっていたんだね。
　レッド、シュテンの一騎打ち。

　地下では新たな旋律の鼓動。

　そしたら今度はシュテンがピンチ。
　「ガオメインバスター」
　「ファイナルモード」
　「ガオー」

　「ねー、アニメとかって絵であらわしていて、人間が声をやっているんでしょう？じゃあこういう
人間ぽいのは？」虚構と気づいたという小３娘。でもキグルミの仕組みが分からず、本当に変身して
いるとまだ思っているのか？
　シュテンに秘技はすべての鬼を融合し、巨大化すること。

　ＣＭ。

　「あー！でかいのが出たっていってたのはこのことかあ」養護学校に勤務するかみさんは、月曜日
にクラスの子からガオレンの情報を得、予習をしているようだ。
　「ねえ、昨晩のうちにガオレンのＯＰ主題歌をＭＩＤＩで作っておくっていってたけど、どうなっ
た？」かみさんの学級の子の話題が出たので、この終末はかみさんの学校の作業学習用の補助具作り
に丸１日ついやし、貸しを作っておいたのも思い出した。「このお礼はガオレンＯＰでお返しします」
っていっていたが、つった魚にはえさをやらない主義に女なのだ。
　大暴れシュテンはガオレンとともにヤバイバ、ツエツエも埋めてしまった。
　「ヤバイバたち、あれくらいじゃ死なないよね！？」デュークオルグの心配までする小３娘。
　「ロボも変わったっていってたけど、かわんないねー」まるでクラスの子にガオレンの感想文を提
出させるように話を聞いているらしいかみさん。
　ピヨちゃんもついに参戦。
　「ついにその時が来たのですね」テトム。
　光となってシュテンに襲いかかるピヨちゃんはソウルバードへと進化した。
　「おー！タイムフライヤーだぜ」すきあらばタムレンにもどりたいかみさんの心は２１世紀と３１
世紀にひきさかれたのだと自分でいっている。
　「ソウルバードはガオマッスルとガオキングの新しいコックピットなのです」
　「あ、これがロボが変わったっていうことなのね」学級の子の感想文意対する審査員の評価は高得
点だったようだ。
　「ねー、こういう人が死んじゃってもすぐに次の人が出て来るんじゃない？シュテンより上のデュ
ークマスターが次の人を出してきて、その上の人をたおさないと最終回にならないんだよね？」先読
み、小３娘。保育園年少でカーレンジャーに出会って以来６作目の視聴にして、すっかり分析的に見
るように成長した？それとも大人の視点を持ってしまった？娘の変容にタジタジとなるわたし。
　「あれ？宝珠いつガオレンの手にもどったの？」メモしていると細部を見落とすと多少後悔のわた
し。
　ガオキング登場。
　「なんでガオキングなの？」
　「新生ガオキング」
　「そう」冷めているようでいて、かみさんは我が家にガオキングがやってきたのと入れ違いにテレ
ビ画面にキングが出なくなったことが不満だったので、今週は喜んでいる。
　「すごーーーーーーーーーーーい！！！！！！！！」もちろん５歳せがれも喜んでいる。
　「今度はピヨちゃん、かっこよくなったね」
　「ピヨちゃんは戦いのあと、幼態にもどるんかね？」よけいな心配をするかみさん。
　「もどんないんじゃない？どっかにいっちゃうんじゃない？」タイムフライヤーなんていうから、
タムレンのロボのパターンを想像してしまったらしい小３娘。

　「やったー！オルグを倒したぜ」
　「あれ？フリーザーオルグはどうなったの？」小３娘にはガオレンの５人の油断に乗じられると思
ったらしい。
　「そうだね」かみさん。
　「自爆、自爆！！」たった１人先週の結末を覚えていて得意げにわたし。メモをしているといいこ
ともあるかな？
　「パワーアニマルって１１匹いたのか？」今度はせがれもまとめに入った。
　「こんなにもどんどん出して、まだ５月だよ！！ギンガマンの５人と星獣との結びつきみたいな絆
は育たないよね、浮気性だよ、みんな！！！」あれ！よりによってギンガマンをひいきするとはこれ
までになかった発言をするかみさん。

　「明日から学校行けるかな？」日常生活の復活を想像してわくわくするホワイト。５人とテトムは
最終回モードに入る。
　大地の鳴動。
　迷えるシュテン。そのシュテンを最後に葬って高笑いするハイネスデュークオルグ。
　「やっぱり、ほら！！」うれしそうに小３娘。
　新幹部ウラ登場。ヤバイバとツエツエを蘇らせる。
　「なんだ、あの２人は死んじゃっていたのか？」今度は娘の想像ははずれた。
　「ハイネスデュークオルグって季節交代制ね？あと秋と冬に出てくるかね？」のんきにかみさん。
　「自分のこと、マロって言っていたけど、プリン好きかね？」メモが終わってのんきにくつろぐわ
たし。