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　「うわ〜、こんなえびせんがあるんだ！食べていい？」粗挽きえびせんに気が向く小３娘。
　「始まったよ、ガーオ！ガーオ！」乗り乗りで歌い出す５歳せがれ。歌詞だけ見ると、たわいなさ
そうなガオレンＯＰだが、５歳せがれは大好きだ。
　「ねえ、テレビサイズの方がゆっくりだね？そうじゃない？同じか？」ガオレンＣＤを手に入れ、
いよいよＭＩＤＩ制作に入ってくれるらしいかみさん。だが、講釈が多くて、まだ実務は始まってい
ない。
　「カラオケはガオガオばっかり言うんだよね？」今時我が家の移動中の車内はカーステレオがガオ
ガオうるさい。合わせて子らもガオガオうるさい。

　ガオエレファント、ガオジュラフを含めて、天空島でくつろぐパワーアニマルたち。
　「やっぱりうちでくつろぐのが一番だね」とホワイト。
　「なんだって！？おまえは嘉門タツオか？」ってかみさんはいうけど、そのつっこみはもう分から
ない人が多いと思うな！
　「ガオレンジャー、一つ抜かしちゃったね」と５歳せがれ。あー、それを言われると父はつらいよ。
ネット上では雨天決行一家の母様、カッチィ様に穴を埋めてもらったものの、それではせがれとは別
の世界の話だからね。。

　レッドの定期入れをみつけてうっとりするホワイト。
　「きっと恋人だわ」恋に恋する年頃って言うわけ？
　「おれじゃだめか？」ホワイトに強硬な意志表示を知るブルーだが、相手にしてもらえない。
　テトムから出動要請。
　「オレのいた街にか？」レッドの出身地にオルグ出現。
　「そういえばこいつ、獣医の職どうしちゃったんだ？」ああ、どうやら生業についていたらしかっ
たよね。

　オレのいた街。
　「どこへ行っていたのよ、つかまえたわ、病院に行きましょう」近所のおばさんがレッドに向かっ
て言う。
　オルグ登場。
　「信号オルグ？」５歳せがれ。
　レッド、ホワイト装着変身。
　「記憶消去！！」オルグによってレッドは記憶を失った。

　水面に浮かぶレッド。愛犬と散歩中の女性に救われる。
　「みさきさん、院長先生、どうして？」
　「これがパスケースに入っていた人っていうわけ？」とかみさん。そして
　「今特撮では記憶喪失が流行っているの？」とのんきにかみさん。
　「もう一声、記憶を失って水を浴びているっていう設定のことまでつっこんでほしかったけど、あ
んたはアギドをちゃんと見ていないからねえ」我が家ではあいかわらず仮面ライダーを真剣に見てい
るのはわたし一人。わたしなんて月刊マガジンまで読んでしまうくらいリバイバルを喜んでいるって
いうのに。
　「２ヶ月も行方をくらましてどこ行っていたんだ？」レッドはガオレンとしての記憶を失っている。
　レッド行方不明の責任を感じて寝付けないホワイト。
　「おまえのせいじゃない」やはり大人なのはイエロー。そしてホワイトには優しいんだ。
　「記憶喪失ねえ・・・・・、ふう」なぜかため息をつく小３娘。
　「パジャマに着替えてねるんだねえ」と５歳せがれ。やはりホワイトを心配して出てきたブルーは
水色、ブラックは牛がらのパジャマ姿だった。

　街に降りてレッドをさがすホワイト。かける先生が帰ってきたと話す街の人の後を追い診療所へ。
　みさきさんとレッドのツーショットを見てしまう。
　「ブルーからホワイト行って、そしてレッドっていう方向かい？で、ブルーにはブラックかい？」
まさか２年続けてそれはないだろう？と思いつつ、かみさんのアイデアを否定できないわたし。
　「やったー」ブルーはすなおにレッド発見を喜ぶ。
　「ガッデム」っていったのはイエロー、ひょっとしてアメリカ人だったの？
　「この街にはレッドが必要よ」恋に恋する乙女ホワイトは恋人たちのじゃまはしたくないという。
　「おれたちにもレッドが必要だ」とイエロー。
　「おやおや、いつのまにそんな間柄に。男の友情なら２年続いてもいいねえ」とわたし。
　レッドを取り戻そうとするイエローを止めるホワイト。
　「レッドはあの時、自分の人生を決めたんだ」それも筋が通っている。
　「この暑苦しいタートルネック、いつまで来てるんだろうねえ」とかみさんが聞くので。
　「ちょっと待っておれ。タムレンコンテンツから衣替えを見つけてこよう」と非常に得意げにわた
し。
　「ああ、第２２話、７月９日放送分が衣替えだったね、まだまだ着るよ、あのタートルネック」

　散歩中のレッドに声をかける４人だが、レッドは分からない。
　「あなたはなにも思い出さない方がいいよ」ホワイトはあくまで戦線復帰を嫌う。
　「ガオレッド、しぶといやつめ」ヤバイバ。
　「今度こそとどめを」ツエツエ。
　「おまえはまだガオレンとしての記憶を失ったままか？」シグナルオルグ様より重要な示唆をいた
だく。物語中でこの示唆は非常に重要であり、以後敵役ではあるが、敬称をつけさせていただくこと
にしよう。
　レッドを守って４人は装着変身。
　「記憶消去、グリーンシグナル！！」
　「動作制御、イエローシグナル！！」シグナルオルグ様から効果的なビームが次々と繰り出される。
　大苦戦のブラック、ブルー、割ってはいるイエローはおいしいとこ取り。しかしレッド記憶喪失中
につきとどめの破邪百獣剣はつかえない。
　「レッドのいない昔に帰ってわたしたちだけで戦うのよ」ホワイト。
　「これでシュテン様もわたしたちを認めてくれるわ」
　「って、大幹部にほめられたいだけで日々奮戦するきみたちを以降ムサシとコジローと呼んでもい
いかな？」よその番組の登場人物みたい。
　「おれにできることとがあったら言ってくれ」立ち上がるレッド、いつか象を助けたときのように。
しかしＧフォンがない。
　みさきさんの愛犬＝チャコは走り走り、Ｇフォンを見つけてきてくれた。
　「レッド、破邪の剣を一つに」しかしわけが分からないレッドはそれをもってオルグに向かって突
進した。
　でも結局破邪百獣剣。
　「破邪退散」わけ分からないレッドの代わりに言ってあげるイエロー。
　「横断歩道、ミドリになったら渡ろうね！！」シグナルオルグ様はさすがにその最後にも重要な提
言をなさって往かれた。そしてレッドの記憶ももどった。
　「ねえ、たいへんだよ、もし・・・、そんなことになったら・・・」あまりに恐ろしいことを思い
ついてしまって言葉にすることすらためらわれるという小３娘。
　「もし死者の魂がもどってきたら、またレッドの記憶がなくなっちゃうかもしれないよ、また忘れ
ちゃうのかな？」
　「ああ、それはそれで、ほら！制作上の問題だから・・・」子ども相手にそれでは説明にならない
よ。
　ガオキング。
　「ガオジュラフ召還」我が家にとってはジュラフ初見参。
　「ブルーが撤退してジュラフがつくんだ！」うれしそうにかみさん。
　「ブルーじゃなくってシャークでしょ！！」５歳せがれはロボに関する言い間違いは寸分も許さな
い。
　「限界があるんだね、どんどんくっついていくっていうわけにはいかないな」あたりまえでしょ！
　「今日はガオエレファント出なかったね」残念そうな５歳せがれ。

　散歩から帰ってこないレッドを心配する院長とみさきさん。
　レッドは装着したまま、自らの友人を名乗り、しばしの別れを告げる。
　正体が分かり納得がいかないみさき。
　正体が分かったので門出を認める院長。二様の対応。

　「いいの、恋人と別れて？」心配そうにホワイト。
　笑い出すレッド。
　「階段でおしちゃあ危ないよね」学校でそう先生がいっていたのだろうか？小３娘。そう言えば今
年彼女の担任になったのは、わたしのかつての教え子であった、こっちとしてはとっても恥ずかしい。
　「みさきさんって院長のおくさんだぜ」すんごいどんでん返し！！
　「あんな年の離れた夫婦ある！？」別にだからっておこることもないだろう、かみさん。
　「だからさ、物語中で院長先生は２人が離れて暮らすことを歓迎していたんだね」分かったような
分からないようなわたし。