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　「変わらんねえ、アイキャッチ・・・」ガオレンはちっともアイキャッチが変わってくれなくって
ちとさみしいかもしれない。
　「ガオレン見るなら、トイレ行ってこよっと、止めといて」と小３娘。我が家はビデオでの視聴が
基本なので、視聴前に体制を整える余裕がある。
　「ガオレン見る前にお風呂の準備しよう」かみさんも体制作りに動いた。３月まで通勤時間７分だ
ったわたしが、１時間の学校へ転勤になってしまったため、朝方の生活様式作成に四苦八苦している
かみさん。早めに子どもを寝かすための準備はかかせない。
　「ガオレン！見る！見る！！ガーオ！ガーオ！！！」５歳せがれもトイレをすまし、気合いが高ま
った。
　「やっぱりこっちだな・・・」ガオレンオープニングを聞きながらピアノに写すかみさん。ガオＯ
ＰのターニングポイントのコードはＧｍにすることに決めたらしい。

　東京都大宿区、平穏な１日。

　ガオズロックではテトムが予言書を見て悩んでいる。
　「ほんとにクマかな？クマったな」
　「ハハハハハハハハ」大受けする小３娘。
　「ハハハハハハハハ」こちらも大受けする５歳せがれ。テトムのギャグは子らにはよかった。
　「それにしても、どうして予言書はひらがななんだろう！？劇中の効果音は漢字なのに」こだわっ
ているかみさん。

　ブルーとホワイトの組み手はホワイト勝利、ホワイトの父から武術の手ほどきを受けたという。
　ブラックは相撲界引退後は花屋だったらしい。

　「おまえ、ガクじゃないか？」
　「今日はイエローの巻なんだね」
　白と黒の服装の双子をおいかけてきたおっさんはイエローの知り合いだったらしい。

　携帯電話オルグ。
　「あれ！？待って！この携帯・・・」ビデオを巻き戻したかみさん。劇中でオルグが拾った携帯が
自分のものと同じように見えたらしい。
　「赤い携帯電話はＤｏｋｏｍｏからも出ていたよ。でもこれＡＵに見えるねえ」わたしも疑いなが
らも同意した。
　「あれも取られちゃうんじゃない？」小３娘はストーリー展開を読んでいる。人々の携帯を集める
携帯電話オルグにＧフォンを取られるんじゃないかと心配している。
　「かっこいい携帯だ、おれにくれ」
　しかし無事装着、いや、取られた。イエローとオルグとでＧフォン争奪戦。
　「見せてもらったわ」ツエツエ。
　「おまえガオの変身を解くとはたいしたもんだ」ヤバイバ。２人はうまいことを行って携帯電話オ
ルグをオルガナイズしにかかる。
　決界をはられ４人と合流できないイエロー。
　「この双子、タローとジローっていうのかね？ツチヤ兄弟の２代目かな？」カクレンジャーの中で
後のブルービートとブラックビートの活躍は印象深かったらしいかみさん。そういえば先日、かみさ
んの知り合いの双子が明石やさんまの番組の中で酔っぱらいクイズコーナーに出ていた。
　双子の少年がオルゲット兵を撃退。

　助けに向かう４人は超電磁波の決界に阻まれ、逆にＧフォンを奪われそうになる。
　「おー、金ピカのケータイがザクザクだぜ」

　決界の中。
　イエローが双子から受けたメッセージは闇に咲く花をとってほしいのだという。
　「怪我がなおったら必ず」
　目覚めたイエローには治療がなされていた。

　決界の外。
　４人生身でピンチ。

　決界の中。
　「あの花がほしいのか、約束は守るさ」イエローは戦闘より花探索を優先させる。

　決界の外。
　逃げる４人。

　決界の中。
　警察の地下に潜入した３人。
　双子の手力でさらに地下に侵入。

　決界の外。
　生身でがんばる４人。
　「今回はなにが出るん？」彼女もテレビくんを読んだはずなのに、概略を理解していないかみさん。
　「双子で、白と黒だよ」めんどうそうにわたし。
　「えーと、ガオベアだっけ？ガオグリズリーだっけ？ああ、ガオポーラーか？」実は覚えているく
せに、思い出すのがめんどうだったのか？かみさん。
　「ところで、タレント事務所ってどれくらいの双子が登録されているんだろうねえ？シー子とリー
子もタレント活動できるかな？」かみさんには双子の姪がいる。
　ついに花を見つけ、装着もかなったイエロー。
　「なにくれたの？ドングリ？」いちいち聞くかみさん。
　「宝珠になるんかね？」わたし。

　５人合流。たっぷりと名乗り。
　「麗しの白虎、ガオホワイト！」
　「どうしてこの子の名乗りは一生懸命にやっていても腰がぬけるんかね？」君がそう思っているだ
けかもしれないでしょ？
　「命あるところに正義の雄叫びあり、百獣戦隊ガオレンジャー」当然イエローが言った。
　「破邪百獣剣」
　「鬼は内、福は外」巨大化の儀式。
　「百獣召還」
　「百獣合体」
　「ライズアップ」
　「誕生ガオキング」
　「ほしい！ほしいほしいほしい！ほしい！」生き生きと目を輝かせて５歳せがれ。
　「あったらね。さがしてもお店にないんだから、買えないよ」本当にそうだ、まだガオジュラフ単
体しか見たことがない。掲示板ではカッチィ様より「ガオキングの二次出荷が始まった」という情報
をいただいた。「しばし待て、せがれ！」
　人の話も聞かず、まばたきも忘れて見入ってしまった５歳せがれ。
　ガオキング苦戦に双子がやってきて、ドングリは輝き宝珠となる。
　「すごい！なんで双子がくまになるの？」と５歳せがれ。「それはね・・・」と話しかけようとす
るともう彼の思考はテレビの中に行ってしまった。
　ガオベアー、ガオポーラー出現、その双方の光線をあび
　「熱ーい！冷たーい！」オルグ。
　「ハハハハハハハハ」５歳せがれ。
　「ヒヒヒヒヒヒヒヒ」小３娘。
　「精密機械は寒暖差に弱いんだ」オルグ。
　「今日のパワーアニマルはサポートロボみたいな戦い方だね」しかしイエローからブルー、ホワイ
トへ宝珠が渡され、両ロボは合体した。
　「武装完了ガオキングダブルナックル」
　「すっごーーーーーーーーーーーーーーーい！！」自分で声を発するのだが、人のあいづちなんて
待ってはいない５歳せがれ。テレビ画面で組み立て遊びをされたら彼の心はもうここにはない。
　「熱ーーーーーーーい、冷たーーーーーーーーーい！だって」こちら小３娘はこのセリフが気に入
ってしまった。
　「ガオストライク！」
　「圏外」携帯電話オルグの最後の言葉であった。
　ところがガオライオンに拒絶反応が！？
　「これでブルーとホワイトは宝珠を３個づつ持つってことになったんだろ？５人が均等にパワーア
ニマルを持つなら、３×５＝１５、１５体も登場するんだろうか？」ガオキングがあまり後を引くよ
うだと、いつまでも終わらないディアゴスティーニのクラシック状態になってしまう。財布がこわい
ぞ！」どきどきのわたし。かみさんは動じない。