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　「うわー！来てる！！」アニマリウムにはガオエレファント帰還、それを喜ぶ小２娘。
　「うーむ、ガオレンジャーめ」機嫌の悪いうなり声。
　「これ、だれだっけ？」かみさんはデュークオルグ、シュテンのことを影が薄いと感じたようだ。

　のどかな昼下がり、屋外で昼食中のＯＬ。オルグが乱入した。
　「この子さらわれているのに、しっかりこっちを持って支えているねえ、着ぐるみ着て全力疾走さ
れたらこわいんだろうねえ」妙なところで同情するかみさん。
　ガオレン探索。
　「本日ご結婚の新郎様ですか？」式場社員の女性は装着したままのブラックにも優しい。ブラック
はその女性に一目惚れした。
　「りっぱなツノつけて！？結婚式場じゃツノはかくすもんだ」今度はフロアー長の男性。
　「ぶふ・・、一本とられた。」これはだれを対象にしたギャグなんだろうか？うれしくなってしま
った。

　ガオズロック。
　「たけきくま」の謎が解明されない。
　「ガオベアーかい？」かみさん。
　「ガオグリズリーっていうのはどうだ？」とわたし。正解はガオプーだったりして。
　「テトムとイエローってすてきにからまないものかな？」かみさんはトレンディ戦隊がご希望らし
い。つまり彼女はまだタムレンをひきづっているんだ。まあテトムとイエローは半年以上２人だけで
暮らしてくたんだが、年の差２０００歳。
　「こーれー　食べたいよ　こーれー　食べさせて」小２姉のガムがほしくてガオレンジャーの節で
歌いながら説得工作に入る５歳せがれ。うるさくて内容が聞き取れない。
　ＯＬの生命エネルギーをすいとるオルグ。
　
　結婚式場。
　着装せずに平服で探索にやってきたガオレンジャー。
　「あの格好でも十分あやしいぞ」とかみさん。
　「５５５のジャンバーはすごくほしかったぞ、タムレンジャンバーもまあまあほしかったぞ、大人のくせに・・・。でもガオレ
ンのユニフォームならいらない・・・」ファンページを作っている以上、批判はしないと宣言しているので人に聞かれてはまずい。
だから小声で話す。
　「島田さーん」ガオブラックはのぼせている。そしてタイトル通り焦がれている。
　矢島さんは支配人らしいが、にらまれてしまう。
　ガオ各人ネクタイをぶらさげて探索中。
　「矢島フロアーマネージャーがあやしい」
　「オルグに魂を売ったやつかもしれないわね」
　「あんたホワイトにちっとも反応しないねえ。マツリちゃんの時は「サヤよりはまし、さやよりず
っといい」っていつも言っていたのに、今回は無反応だね」そういうきみだってあれだけユウリのカ
ツゼツに敏感に反応したのに、今回は燃えていないねえ。しかしわたしのことを批判勢力に迎え入れ
ようとするのはやめておくれ、これでも楽しんでいるんだから。
　また控え室。
　「おー、着付け風景だ！！」ようするに女性の着替えの場面なので浮き浮きしそうなところだが、
あんなでかいの着てからドレスを着るのか？とおどろくとかみさんは「そうだよ」と自慢そうに解説
する。てやんでえ、世間にはウェディングドレスを着たことがある女性なんていくらもいらあ。
　「あの方お知り合い？」式場の制服を着て変そう中のホワイトにむかって、島田さん。
　「あー、賀尾さんておっしゃるの？頼もしい方ね」動じない。

　オルグが潜入する疑いのある３時からの結婚式が始まる。矢島さんを制止し、進行を妨げるガオ。
　しかしそれは勘違いで式場の新サービスだった。
　「ひゃあ、ひゃあ」小２娘はヒーローの失敗が恥ずかしくて、きっと結婚式をじゃましたんじゃあ、
あやまってもなかなか許してもらえないだろうと先読みして耳をふさいだ。
　でもハプニングが起こった。
　「わたしじゃあないの、ウェディングドレスが勝手に・・・」ウェディングドレスに化けたオルグ
が花嫁を操って暴れさせている。
　こちらでは別の新郎新婦に変装したブルー、ブラック。
　「もう一人、頑丈そうな花嫁さんＧＥＴ」とオルグは２人の花嫁をさらっている。
　「そんなの無理があるよ！２人で変装するならどうしたってブルーが花嫁でしょう？」そんなにお
こらなくったって、いいじゃない。それじゃあ釣り合いがとれちゃっておもしろくないんでしょ？
　「おかげで・・・」オルグが礼をいう相手は、例の島田さんだった。
　「こいつだったのか・・・、もう！」小２娘はさっき冷や冷やさせられたので、今回のオルグには
怒っている。
　「やっぱり幸せになるためには若さと美しさが必要なのよ」島田。
　「まさかあなたがオルグを手引きしていたなんて」
　「ねえ早く若くして」
　「赤ちゃんになるんじゃない？」先読みするかみさん。
　島田さんは赤ちゃんになってしまう。
　「よっしゃ、あたり！！」先読みがあたって水野真紀のようにガッツポーズをするが、あんなにか
わいいわけがない。ではアジャか？あれだけ夏やせをして、やっとできたウェストだったが、冬の間
にみつけられなくなった。スキー場の自販機おつりのように、雪が溶ける頃になったらまた見つかる
といいのだが。
　オルグの光線は男には効かない。
　ドレス姿のブラック、四股をふんで戦闘態勢。張り手。
　「よくあんな体に合うドレスがあったもんだね。だれ用のなんだろう？作ったのかな？」すでにそ
ういうサイズのものがあるならだれが着たのか知りたいね、確かに。
　「手こずっているようだな」ヤバイバ。
　「お、一本づの」ウェディングオルグ。
　「手を貸してあげようか？」ツエツエ、ここでようやくウェディングオルグは一味となる。
　オルゲット兵出動。
　「ガオアクセス、サモン！スピリット　オブ　ディ　アース」
　「あれ？今週は確かに　サモン　って聞こえたねえ、本当はなんていっているんだろう？」わたし
にもわからん。
　ブラック、イエロー、ブルー、ホワイト、レッドの順に名乗り。
　「ガオレンジャー」
　「かっこつけやがって！」ウェディングオルグ。
　「そんな仕方がないじゃない！戦隊シリーズ必須の名乗りをあげているんだから」
　「こいつ除名！シリーズ後半の大復活の巻でも復活させちゃあだめだ。戦隊シリーズの根幹に関わ
る失言をした、このオルグは！！」めずらしく夫婦で意気投合していかる。
　島田さんのためパワーみなぎるブラック。
　「破邪百獣剣」
　「邪気退散」
　「やっぱり男は嫌いだ」爆発。
　「女もいるじゃん！！」戦隊に倒されておきながらホワイトの存在を忘れている。やはりここでも
失礼なことをいうので５歳せがれも同調して、除名！！
　「ヤバイバ」ヤバイバ。
　「鬼は内、福は外」ツエツエ。
　「早いじゃん、今日」小２娘は巨大化の儀式があっさりバージョンになったのをいぶかしんだ。
　「百獣召還」
　「あとであれもでるよね、なんだっけ？なんだっけ？ガオ・・、ガオ・・・、ガオゾウ？」１回み
ただけではエレファントという言葉を覚えられなかったらしい、小２娘。
　「誕生ガオキング」
　「ウェディングビーム」
　「ギャハ、いい光線の名だ」うきうきしたウェディングオルグのギャグ。
　「今よ、召還！ガオエレファント、百獣武装ソードアンドシールド」
　「象の鼻が剣になるかな？あれって薄くないよね？」今回のソードは小２娘には不評だった。
　で、ウェディングオルグは倒された。

　女性たちに生命エネルギーを返したブラック。
　ガオ４人に糾弾される島田さんを土下座してまで許してもらおうとする。
　「あなたは美しい、よろしかったら、ぼくと・・・」ブラック。
　「結婚します」きっぱりと島田さん。
　「ずっと迷っていたんだけど」
　「さおりさーん」向こうから支配人が走ってきた。
　「あやのすけさん、前に申し込まれていたんだけど、この人と結婚します」自信を得た島田は結婚
に踏み切ることにした。

　消沈のブラック。
　「ブラック、おまえにはおれがいるだろう！？」ブルー。
　「へ・・・・・！？」
　「は・・・・・！？」