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　「今日の晩御飯、うどんでいい？」仕事柄、学期末は手抜きになるかみさん、でもそれを怒ると取
り返しのつかないしっぺ返しがやってくる。
　「あ！ほら！始まったよ！！ほら！ほら！！」５歳せがれがかみさんに注視するように注意してい
る。前作までと立場逆転。ストーリーにまでのめり込む５歳せがれと、ユウリのような好敵手に出会
えないかみさん。
　「あーん、もう！メロディが採れない！！ＣＤ買ってきてよ！」せがれに一本取られた腹いせをこ
っちにもってくるかみさん。カラオケバージョンがなくってもやろうとすればオープニング主題歌の
耳コピくらいできるだろう、今までだってやってきたんだから。

　ガオズロック。
　手に入れた石と巻物をさぐるガオレン。
　「ひらがなだ！」うれしくなったらしい小２娘。この巻物は内容がすべてひらがなで書かれている。
　「ひらがなならぼく、読めるんだけどな」こちらもうれしそうな５歳せがれ。
　「この石には宝珠が入っているわ」テトムが泉から出てきた。
　６番目のパワーアニマル、パワーエレファント登場の予感。

　デュークオルグアジト。
　「このやけどの痛み、忘れぬぞ」シュテンがいらだっている。

　世間。
　「痛い！」
　「うわ！いてえー！」バイクでこけるスタントを見て、２人が同時に叫んだ。
　タイヤオルグ登場、デュークオルグと手を組む。

　ガオズロック。
　「少なくともあと４匹のパワーアニマルがいるぞ！」
　「ぐが！！」内懐の財布が傷んで、心筋梗塞の症状が出るわたし。
　「うひ！！」頬の筋肉がゆるんで、物欲女王の症状が出るかみさん。母子の物欲が暴走してしまっ
たらわたしが新しいパソコンを買えなくなってしまう。
　テトムの鼻が動いた。パワーアニマル探しを一方的に買って出て、５人にはオルグ探索を命じるテ
トム。しかしホワイトとレッドはテトム探索に回った。

　「だめだ、もっとリラックスしなくっちゃ」テレビの占いにヒントを得て、出かけるテトム。
　「あんな格好で街を歩けるかね？」いや、かみさん、今時の世間をなめちゃあいけないよ。近々き
っとあれと同じ格好で街を歩く女の子が現れるよ。
　「テトムは鼻が動くと思慮を失うの」心配そうなホワイト。

　こちらシュテンも石の波動を捕らえ、デュークオルグ出動。
　テトム争乱。
　「アチョー！！だって！！」喜んでいる５歳せがれ。
　「テトム、おっかなーい！！かわいいと思ったのに、かわいくなーい！！」彼女は強かったユウリ
に比べ今回の女性陣には自己投影できるらしく、戦うテトムを見て残念そうだ。
　「女はね、強くなくっちゃ！心身共に強健でなくっちゃいけないんだよ！！」今にもポン！ポーー
ン！！と下腹をたたいていい音を出しそうなかみさん。

　戦闘中のイエロー、ブルー、ブラックを振り払って石の探索に加わるタイヤオルグ。

　ソフトクリームでテトムの気を落ち着かせようとするホワイト、レッド。
　「先代の巫女から天空島に帰れなかったかわいそうなパワーアニマルがいたと聞かされた」とテト
ム。そしてタイヤオルグに連れ去られてしまう。
　「あーーーーーーーーーーーーーーーー」大声の５歳せがれ。
　「なーに！？これ！？？移動方法がおもしろい！？！？！」支持なのか不支持なのか、よく分から
ないかみさん。各自のパワーアニマル同様レッド、ホワイト、ブラックは４本足で地をかけ、イエロ
ーは飛び、ブルーは空を猛スピードで泳いだ。
　この移動方法には掲示板へのご訪問者から支持する声が多く届いている。特に年少の男の子には大
受けだったという報告。
　セーラームーンのどのシリーズだったか、変身してから事件現場までひたすら持久走で、彼女たち
は高いヒールなのに、みんなみんな走っていった姿が妙に感じて言葉が継げなかったことを思い出し
た。泳ぐブルーの方が走るセーラームーンに勝っているな。
　歴代移動方法ではやはりメガレンのサイバースライダーが好きだ。
　「ねえ、主役だれだと思う！？」小２娘は、見栄を切る決めポーズの決め言葉がだれのものになる
かという部分に毎週注目している。

　ＣＭ。

　タイヤオルグ、採石場に到着。
　「わたしはガオレンジャーのお姉さんみたいなものよ！」正体を明かして返って窮地に陥るテトム。
　ガオ到着。
　各自名乗り。
　「自分で「麗し」って言って恥ずかしくないのかな？」どうやらツエツエに寄り添って生きること
に決めたのか、かみさん。あんたも高校生から「お姉さん」とは呼ばれない年だからね。
　「麗しって？」言葉のお勉強、小２娘。
　「美しいっていうことだよ」
　「うげ！？」って言ったって、自分で自分のことを美しいと言い切っちゃう罪な女のことなんて、
小２娘が理解出来ているわけがないね？
　「いいな、ツエツエって。あれって、ええと、ええと、あれのパロディでしょう？」あればかりで
なんのことだか分からなかったのだが、どうやらジュウレンジャーの魔女バンドーラのことらしい。
そうか？確かにバンドーラはツエを投げたが。それより、やはりこの１年間ツエツエによりそって生
きることに決めたんじゃない？
　臥象山の由来はパワーアニマルの存在を示唆している。

　ガオ苦戦。
　「おれに考えがある、こっちだ！おしりペンペン！！」無謀な突出ででも突破口を開いてしまった
レッド。
　「初回はもっと沈着冷静なやつじゃあなかった？」第２話以降の緒突をかみさんは心配している。
　「ガーーーーーーーーーオ！！！だって。レッドの技だけで倒しちゃったねえ」いくらストーリー
部分に目を向けるようになったといっても戦闘シーンがやはり好きな５歳せがれ。
　「タイヤオルグがヤバイバ」ヤバイバ。
　ツエツエによる巨大化の儀式。
　「百獣招来」
　「誕生、ガオキング」
　「タイガーショット」ホワイト。
　「この子のアテレコ、やる気があるのかないのか、ユウリはカツゼツが悪くても、出もやる気が感
じられたが、この子ったら・・・・」段々かみさんの寄って立つ根拠地が見えてきた。彼女は昨年以
上にヒールになろうとしているのかもしれない。
　「石の力が増した」
　テトムをねらうツエツエ、間に入るのはやはりホワイト。ガオキングから降りてきた。
　「こっちはまかせて」
　「小娘、いらぬじゃまを」ホワイトがヤバイバとツエツエをひきつけている間にテトムの願いが届
いた。
　「ホワイト、宝珠を」テトムから受け取った宝珠を獣皇剣にはめるとガオエレファント復活。山が
動いた。
　「百獣武装」
　「武装完了ガオキング」
　「エレファントソード」ガオエレファントはガオキングのソードとシールドになった。そしてむち
にもなった。でタイヤオルグは倒れた。

　「で、テトムはどのくらいガオズロックにいるの？」
　「１０００と２２年くらいかな？」