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　災いを呼ぶという、惑星十字という現象を半年後にひかえ、地球はかつてない危難に見舞われよう
としていた。
　首都消防局、首都警察、臨海病院に勤務するなど、公共心と正義感あふれる巽５兄弟は１０年前に
なんらかの事件で両親をなくし、孤児と信じて助け合って成長してきたが、グランドクロス（惑星十
字）が招く災いの第一段として溶岩魔人（第２話において災魔獣マグマゴレムと命名される）に立ち
向かう時、死んだはずの父親から連絡が入る。
　この日のために１０年間研究を重ねてきた成果として、救急戦隊ゴーゴーファイブとなって戦うこ
ことを命じられる。三男鐘の父親に対する反発もあったが、人命に危険がせまる今、ゴーゴーブレス
を手に取り、変身＝着装する。
　東京湾上のうみほたるのとなりに急遽出現したゴーライナー発進基地・ベイエリア５５から発進し
たゴーライナーは５００のぞみと併走しながら現場に急行、各人の乗車する９９マシンを排出する。
このマシンの持つラダーアーム等の特殊能力により、破壊の進むビル内に取り残された母子の救出に
成功すると、５台の９９マシンは緊急合体する。ビクトリーロボとなって溶岩魔人に勝利したガッツ
ポーズはビルの窓に大きく半身を写し、これまでにない感動の場面であった。

　２度の救出場面で、長男が叫ぶ
　　　　　　　　　　人の命は地球の未来だ
　というせりふは番組の骨子となって叫び続けていかれることだろう。
　ＣＧも多く、特殊効果、マシン操作、そして強引ながら納得させる作りには今後の展開に大きな期
待を寄せることができる。

　うちのせがれ、３歳半は新幹線が大好きで、５００のぞみと併走した場面が挿入されているだけで
心をつかまれてしまいました。ゴーライナーのことを
　　　　　　　　　　ごうごうくしゃ（ゴーゴー汽車）
と呼んで第１話を繰り返し繰り返し見ていました。

　むすめ年長もとりこになったようですが、こちらは分析的で、
　　　　　　　　　なぜ三男鐘だけ「あにき」と呼ぶのか
　　　　　　　　　なぜ今回のロボは「グリーンホバー」が頭部なのか
　と今後のグリーンの活躍を予感しているようです。